2019/06/01

接客で多い間違った敬語と正しい表現

接客で多い間違った敬語と正しい表現
    疑問が浮かぶバックパッカーの外国人女性

    日本語を勉強中の人「定食屋さんで店員さんが使っている敬語がヘンでした。間違っているような気はするんですが、正しい言い方が分かりません。」

    間違った敬語はよく聞きます。間違ったまま使っているということは、正しい言い方を知らないのかもしれませんね。

    そこで今回は、コールセンターでトレーナー経験を持つたちばなが、とある定食屋さんでの会話の流れをもとに、間違った敬語表現と正しい言い方をご紹介します。

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    友人が定食屋さんで聞いたヘンな日本語

    翻訳業務をしているスペイン国籍の友人は、びっくりするぐらい日本語を上手に話します。

    そんな彼女が、日本のとある定食屋さんでご飯を食べたときのことです。

    店員さんの話す日本語に違和感を感じたものの、正しい表現方法までは分からなかったと話してくれました。

    そんな彼女と店員さんとのやりとりを1つずつみながら、正しい表現方法をご紹介していきます。

    ご注文は何にいたしますか?

    少し細かいですが、「いたします」は謙譲語です。そんなにお客さんをあげる必要はありません。

    接客には敬語でじゅうぶんですので、正しくは「ご注文は何になさいますか?」を使いましょう。

    ご注文の方(ほう)、以上でよろしかったでしょうか?

    これは以前もご紹介しましたが、間違ったバイト敬語の筆頭です。

    接客時に無意識に使っている間違った敬語

    正しくは、「ご注文は以上でよろしいですか?」になります。

    この「〜の方(ほう)』を何にでもつけて話す人がいます。「こちらの方でよろしいですか?」など比較で使用するならまだしも、「おつりの方〜」だとか何にでもつけないように気をつけましょうね。

    こちらとんかつ定食になります

    これも以前ご紹介した2番目に多い間違い敬語です。

    「〜になります」は、何かが変化した際に使用しますので、この場合何かがとんかつに変化してしまった意味合いが出てきてしまいます。

    正しくは「こちら、とんかつ定食でございます。」になります。

    ご注文の品はおそろいになりましたでしょうか?

    敬語は敬意の対象を明確にする必要があります。この場合は「ご注文の品」が敬意の対象になってしまいます。

    敬意はお客様に対して向けないといけませんので、この場合は「ご注文の品はそろいましたでしょうか」が正しい表現になります。

    こちらのセットで大丈夫ですか?

    「大丈夫ですか」をフレンドリーな言い方、もしくは親身になった言い方と勘違いして使っている人が多い気がします。

    「大丈夫か」は本来、「問題があるかもしれないが平気か」という意味合いがあります。そんな自信のないものをお客様にオススメはしませんよね。

    この場合正しい表現は「このセットでよろしいですか」となります。

    お会計、1000円からお預かりします。

    これも実は間違い。千円は目の前にいるお客様から預かるんですよね?

    この言い回しですと、千円から何かを預かるという意味になってしまいます。

    この場合は、「千円お預かりします。」でOKです。

    開封後は早めにお召し上がりください。

    「お+(尊敬語の特別な形)+ください」というはそもそも使い方が間違っています。

    「お客様にはできるだけ丁寧に」という気持ちも分からなくもないですが、「召し上がる」に「お」はつけませんので、ここは「召し上がってください」でOKです。

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    間違っている箇所を指摘して正しい日本語を

    居酒屋で注文を聞く女性

    少し前に「バイト敬語が日本語をダメにしている」と批判している専門家がいました。

    批判もいいけど、正しい表現に訂正してあげなさいよとたちばなは思います。

    とはいっても、店先で店員さんの言葉遣いを指摘するわけにはいきません。せめて教育する立場にあるトレーナーや先輩がたにはもう少し言葉に敏感になって欲しいと思いますね。

    また外国の人は、当然ながら日本人の使っている日本語が一番正しいと考えます。恥をかかないためにも、正しい表現をみにつけていおきたいですよね。

    では、また!