
2020年9月に新しいApple Watchが発売され、どれを買ったらいいのか分からない。おすすめを教えて欲しいな。
今回はこんな質問に、Apple Watch Series 4を使っているたちばながお答えしていきます。
【2020年9月】おすすめのApple Watchモデルはどれ?
まずは、結論から。
2020年9月現在、Apple Storeで購入できるApple Watchのモデルは5つあります。
- Apple Watch Series 3
- Apple Watch Series 4(整備済製品)
- Apple Watch Series 5(整備済製品)
- Apple Watch Series 6
- Apple Watch SE
この中から、おすすめするのは2モデルのみ。優先順位をつけて言うと、以下の通りです。
- Apple Watch Series 5(整備済製品)
- Apple Watch SE
整備済製品はなかなか手に入らないということも考慮して2つに絞っています。
消去法でこの2つになったのですが、そのプロセスを順番に解説していきます。
なぜApple Watch Series 3を候補から外すのか?
まず、Apple Watch Series 3は論外です。
理由は簡単。
2020年9月現在、Apple Watch Series 3は全てにおいて劣るモデルだからです。
誤解がないように言っておきますが、Apple Watch Series 3は駄作だったということではありません。このシリーズは、Apple Watchファンを多く獲得し、歴史の一端を担った素晴らしいモデルでした。
しかし、Apple Watch はSeries 4以降、めざましい進化を遂げており、新しい機能もどんどん追加されていますので、2020年現在どうしても見劣りしてしまうのです。
「そんなこと言っても、初めてのApple Watchでどんな機能があるかも分からないんだし、価格重視でいいんじゃないの?」
確かに導入機として考えるなら、19,800円(税抜き)は魅力的にうつるかもしれません。
しかし、断言します。
Apple Watchを知らない人でさえ、使いだすと不便さを感じてくるレベルです。
ちなみに、私のApple WatchデビューはApple Watch Series 4でした。決めては表示サイズ。Apple Watch Series 3と、Apple Watch Series 4以降のモデルでは、こんなに違います。

Apple Watchはただの時計ではありません。スマートデバイスです。つまり、時間以外にもたくさんの情報を表示させることができます。
そんな時に「見づらい」なんてのは、ナンセンスです。
このように、Apple Watch Series 3は、今の時代にそぐわないスペックになってしまったんですよね。
「安物買いの銭失い」ということにならないためにも、Apple Watch Series 3は真っ先に候補から外しておくべきでしょう。
Apple Watch Series 4(整備済製品)が脱落してしまう理由
次に、省くのはApple Watch Series 4(整備済製品)です。
細かく書けば、理由はたくさんありますが、特筆すべきなのは以下の2点です。
- ストレージが小さい
- 常時表示ディスプレイに対応していない
もう少しそれぞれの理由を詳しく解説していきます。
Apple Watch Series 4のストレージは16GBしかない
Apple Watch Series 5からはストレージが32GBと、倍増しました。もちろん本体のシステムファイル分も考えれば、まるまる32GB使えるわけではありませんが、16GB以上あるのは魅力です。
ストレージが増えて嬉しいのは、音楽や画像をたくさん入ることもですが、容量不足によりOSのアップデートができない問題を回避できる点です。
本体容量は大きければ大きいほどいいので、倍増は無視できない要因です。そう考えると、今から買う新しいデバイスなのに、16GBしかないのはマイナスポイントであるといえます。
常時表示ディスプレイに対応していない
私はApple Watch Series 4を使っており、常時表示ディプレイを体験していないので、まだそのありがたみを知らないんですが、友人や他のユーザーの話からすると、一度使うと便利すぎて離れられなくなるのだとか。
「普通の腕時計だって自分の方に向けて見るわけだし、別にいいんじゃない」って思うじゃないですか?
いや、それがそんなことないんですよ。
個人差あるかもしれませんが、腕を動かさず目線だけ向けて時刻を確認したい瞬間って結構あるんだなとApple Watchを使って始めて気づきました。
引用元:Koh「misclog」/Apple Watch Series 5レビュー :常時表示はどう?過去Seriesとの違いは?より
「時計」と考えた時、画面を見ても時間が分からないのは「不便」。
傾けると点灯するのだが、特にPC作業をしている場合、不便だった。
キーボードに手を置いたまま、腕を動かさずに腕時計をチラ見することが、結構多いことに気がついた
5年ほど使えば慣れた面もあるのだが、やはりあるとないとでは大違い。
ディスプレイの常時表示はすごく便利!
引用元:チー「アナザーディメンション」/Apple Watch Series 5長期利用レビュー。体調不良で倒れて分かった、旧モデルと比較した最新モデルの魅力は「命を守る機能」より
使い勝手が向上しました。
Macで文字をタイピングしているときに時間を知りたい時など、腕を上げることなくタイピングしながら時間が確認できます。
引用元:かずや「シンスペース」/Apple Watch 5 レビュー!常時画面表示・スペック・バッテリー持ちを評価!より
確かに、思い当たる場面が、わたしにもあります。
Apple Watch Series 4だと手首を傾けて表示オンするんですが、若干のタイムラグあって黒画面を見つめる時間があったり、傾け具合が足りなくて点灯せず、仕方なく指でコツコツと触ったりしています。
パソコン作業中にいたっては、わざわざ手首をその場で回して時間を確認していますからね。
次買うなら常時表示ディスプレイ対応と決めているので、これを評価ポイントにしています。
究極の選択!それでもApple Watch Series 6は省いていい理由
次に、Apple Watch Series 5(整備済製品)か最新モデルのApple Watch Series 6のいずれかになりますが、Apple Watch Series 6はボツです。
理由は、Apple Watch Series 6とSeries 5の大きな違いが、血中酸素測定機能があるかどうかだけだからです。
最も安いアルミニウム、GPSモデルで比較しても、価格差はこれだけあります。
<40mmの場合>
- Apple Watch Series 6 アルミニウムケースとスポーツループ 42,800円
- Apple Watch Series 5 アルミニウムケースとスポーツバンド 32,800円
価格差は1万円。
<44mmの場合>
- Apple Watch Series 6 アルミニウムケースとスポーツループ 45,800円
- Apple Watch Series 5 アルミニウムケースとスポーツバンド 35,100円
価格差は1万7百円。
1万円あれば、他のApple製品の購入の足しにできます。
そこまで無理しなくても、主な機能は、Apple Watch Series 5に備わっていますからね。
- 40mmまたは44mmケース
- 30パーセント以上大きいディスプレイ
- 感圧タッチ対応LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイ、1,000ニト
- Ion-Xガラスディスプレイ(アルミニウムケース)、サファイアクリスタルディスプレイ(ステンレススチールケース、チタニウムケース、セラミックケース)
- S5(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)、W3ワイヤレスチップ
- 触覚的な反応を返すDigital Crown
- 第2世代の光学式心拍センサー
- 高心拍数と低心拍数の通知
- 海外における緊急通報、緊急SOS、転倒検出
- 50メートルの耐水性能
- LTE、UMTS6、Wi-Fi、Bluetooth 5.0
- GPS/GNSS、コンパス、気圧高度計
- 音量が50パーセント大きいスピーカー、内蔵マイク
- 容量32GB
ご覧の通り、チップ性能と素材の違いもありますが、その点だけで、価格差の1万円を受け入れられるかにあります。
こうなると、特に血中酸素測定機能にこだわりがなければ、Apple Watch Series 5でも十分ですよね。
Apple Watch Series 5(整備済製品または中古品)を買うときの注意点
ということで、できればApple Watch Series 5(整備済製品または中古品)。無理ならApple Watch SEを買うべきなんですが、ここで!特にApple Watch Series 5(整備済製品)を購入するにあたって、注意してほしいことが3つあります。
- 整備済製品は早い者勝ち
- 中古品を当たるなら価格に注意
- 「待ちすぎ」は禁物
詳しく解説していきます。
整備済製品は早い者勝ち
結論どおり、2020年9月現在、狙うならApple Watch Series 5(整備済製品)なんですが、これがなかなか出てきません。
出てきても、一瞬で売り切れますので、マメにチェックしておきましょう。
ちなみに僕は毎朝6時ぐらいに一度チェックしてます。そのくらいの時間帯に更新されていることが、比較的多いかなと思います。
中古品を当たるなら価格に注意
中古品という選択肢も、なくはないんですが、その際は価格に注意です。
ここでいう相場とは、Apple整備済製品の価格です。といことで、中古品を当たるなら以下の価格帯を参考に探してみるといいでしょう。
- Apple Watch Series 5(GPSモデル)- 40mm:36,080円(税込)前後
- Apple Watch Series 5(GPSモデル)- 44mm:38,610円(税込)前後
「そんな安い価格の中古未使用品なんかないよ!!もう少し基準を上げてもいんじゃないの?」と、思うかもしれません。
ごもっともですが、よく考えてみてください。
整備済製品は、Appleが新品同様に仕上げて、1年間の保証もつけてくれているのにも関わらず、上記の値段です。
値が上がるなら、これ以上のサービスや付加価値がないと価格に見合わないということになりますので、「少々高くても、どうしても欲しいから」という理由で購入するのはやめてください。
「待ちすぎ」は禁物
整備済製品は、必ず出るとは限りません。
Apple製品はいち早く手に入れて使い始めないと、その良さは到底分かりません。長く待つぐらいなら、いっそのことApple Watch SEを購入するのもアリだと思います。
常時表示ディスプレイはついてませんが、その分価格を抑えてます。
- Apple Watch Series SE 40mm アルミニウムケースとスポーツバンド 29,800円
- Apple Watch Series SE 44mm アルミニウムケースとスポーツバンド 32,800円
浮いた予算で、バンドや充電スタンドなどの足しにするのもいいと思います。
まとめ
今回の要点をまとめます。
- Apple Watch Series 5(整備済製品)を買うべき。
- 中古ならサイズにもよりますが、3万9千円以下の物を選ぶ。
- 常時表示モデルは次回の買い替え時に期待して、今はApple Watch SEを買うのもアリ。
いかがでしたか?新作Apple Watchが発表されて、どれを買うべきか迷った際に参考になれば嬉しいです。
それでは、また。
See you soon!