「Netflixの作品一覧にあるスタンダップコメディって何なの?アメリカのお笑いのスタイルだって聞いたことがあるけど、どんなところでどんな話をするものなの?」
今回はそんな疑問に、Netflixを愛してやまないたちばながお答えします。
スタンダップコメディとは?
アメリカやヨーロッパで主流のコメディスタイルで、マイクを片手にひさすらしゃべって客を笑わせるというもの。
日本の漫才に代表されるボケ、ツッコミなどのようなリズムはなく、ただひたすらしゃべりまくります。日本でいえば、漫談により近いスタイルになるのかもしれませんね。
舞台やバーなどで行われる
スタンダップコメディは舞台やバーなどで行われるため、観てるお客さんの反応をみながら進めるのも難しさのひとつ。
かの有名なエディ・マーフィーでさえ「客の笑いのつぼなんて絶対に予想できない。いったん食いついてきたら、予定外の展開をすることもあるので、まるで生き物なんだ」と語っているほどです。
また、お客さんが近いからこそ批判もダイレクト。面白くないとブーイングだけでなく、物が飛んでくることもあるそうです。こわいな。
下ネタや政治批判もOK
スタンダップコメディの最大の特徴は毒を吐くこと。普段は決して口にできないことをコメディアンがガンガン口に出してくれるところが、爽快なのかもしれませんね。
当然ながら、何をネタにしてどの部分をこき下ろすのかはその人次第なので、アジア系のコメディアンとアイリッシュ系のコメディアンとでは当然笑いのツボや落としどころがまったく違います。
そのコメディアンの独特の切り口もおもしろみのひとつなんですね。
コメディアンによってスタイルが違う
基本的にはしゃべりまくるスタンダップコメディですが、途中でいろんな小ネタを仕込んできます。それが、モノマネだったりドラマ仕立てだったりと、ここもコメディアンによってスタイルが違います。
なかには手品をはさんでくるコメディアンもいるのだとか。お客さんを飽きさせないようにしながら、しっかり笑いまで誘導するさまは、例え展開を予測できたとしても気持ちいいものがあります。
スタンダップコメディにハマると〇〇になる?
日本のお笑いは独自の進化を遂げたため、日本人は欧米のコメディは楽しめないと言われます。
私もそう思ってましたが、何回かみて慣れてくる笑い以外にも得られるものがありました。
色んな“事情”に詳しくなる
いわゆる時事ネタというやつです。時事ネタと言っても、誰が大統領かレベルのものではなく、実際に住んでないと分からない深いものです。
雇用問題、人種問題、医療問題などコメディアンは日頃の闇に切り込んで笑いにかえてきますので、いわゆる元ネタを知らないとさっぱりついていけない現象がおきます。
逆に勉強になるぐらいですね。
欧米のしきたりやマナーに詳しくなる
室内では帽子を脱ぐ。スープは音を立てずに飲む。などなど、欧米人なら必ず子供の頃にきつく言われてきたマナーやしきたりも笑いのタネにしていきます。
そのため、新しい発見や気づきがあり、とちょっとした異文化交流が楽しめたりします。
英語の勉強になる
日本のダジャレのような言葉遊びは、欧米にもあります。韻をふんだり、発音は似てるけど意味が正反対の言葉を使ったりします。
また、スラング語もたくさん出てきますので、とにかく言葉の勉強になりますね。
勉強と言っても語学力アップというよりは、ボキャブラリーが増えるという意味にはなりますけどね。
スタンダップコメディは個性のぶつかり合い
マイク1本でお客さんを魅了するスタンダップコメディは、とにかくコメディアンの個性のぶつかり合いです。
日頃国民が不満に思っていることや悩みにブラックユーモアを交えて笑いにかえてしまうことで、新しいエネルギーを生み出しているのです。
「くよくよ考えるよりは笑い飛ばしてしまおうよ」という考え方は、お笑いにおいては万国共通であると言えますね。
国内ならNetflixがおすすめ
スタンダップコメディをみようと思っても、コメディアンはたくさんいますから誰のからみていいのか分かりません。一応あらすじのようなものは書いていますが、どれも面白いと書いてあったあてになりません。
そこで日本国内でスタンダップコメディをみるなら、字幕付きでオリジナル作品を多数配信しているNetflixが断然おすすめです。
利用者数の多いNetflixですから、チョイスするコメディアンは有名な方ばかりで、初めてでも失敗がありません。わたしもNetflixで初めてみてすぐにハマりました。
ぜひ、チェックしてみてください!