iPhoneのインターネット共有ってなんのことかご存知ですか?
これはテザリング機能のことをさしているんですが、一度もつかったことがないのであれば、料金や安全性などについて知りたいのではないかと思います。
そこで、今回はテザリング機能の仕組み、安全性と料金などについて解説していきます。
この記事はiPhone歴10年。
元携帯ショップ店員で10万台以上のiPhoneを取り扱ってきたたちばなが詳しく書いていきます。
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iPhoneテザリングってどんな仕組みなの?
通常Wi-Fiで接続をしようと思った場合、Wi-Fi電波を出す機器(ルーター)と通信の拠点となるアクセスポイントが必要になりますよね。
テザリングの場合、iPhoneがそのアクセスポイントとなって他のWi-Fi対応デバイスにインターネットアクセスを提供することができます。
速度は通常のブロードバンドやWi-Fi接続よりも遅くなりますが、「いつでもどこでも接続できる」という利便性が高いため、外出先でとても重宝します。
iPhoneテザリングを利用するには?
iPhoneでテザリングを利用するには、以下の条件が必須となります。
- テザリングに対応した通信プランに加入していること
- iOS 4.3以降を搭載したiPhone 3GS以降のiPhoneであること
iPhoneテザリングって安全なの?
セキュリティ上の理由から、全てのテザリングネットワークはパスワードで保護されているため、パスワードを持っていないとアクセスできないようになっています。
また、そのパスワードはiPhoneからいつでも変更できますので、安全性は保たれます。
iPhoneのテザリングってデータ制限がないの?
iPhoneに接続されているデバイスで使用したデータ量は、電話機の毎月のデータ量を消費します。
そのため、iPhoneで毎月4GBのデータ量を契約していた場合、最大でも4GB分の通信しかできないということになり、使い果たした場合、iPhone自体の通信にも制限がかかってしまいます。
また同時に接続できる台数も機種によって違いがあり、iPhoneは5台です。
iPhoneテザリングの料金
テザリング機能がiPhoneにはじめて実装された2011年は、テザリングはオプションプランとして世に出回りました。
しかし、その後いわゆる”定額時代”に入ると、どの通信事業会社でも追加料金なしのセットプランになっていきました。
そして現在、格安SIMの登場で「無駄を省く」というユーザーの動向により、テザリングも再び追加料金が発生するようになっています。
しかしこれは、通信事業会社やプランによっても違いがあるため、ご自身の利用プランにテザリングがついているのかどうかはしっかり確認しておきましょう。
主要通信事業会社の料金などは以下の通りです
SoftBank | 無料/500円(税抜) | プランによって違いあり |
docomo | 無料 | 対応機種一覧はコチラ |
au | 無料/500円(税抜) | プランによって違いあり |
mineo(マイネオ) | 無料 | 設定方法はコチラ |
LINEモバイル | 無料 | プランによってはテザリング先でもカウントフリーが適用される |
楽天モバイル | 無料 | 対応機種一覧はコチラ |
テザリングとインターネット共有の違い
「テザリング」と「インターネット共有」という用語を聞いたことがあると思いますが、これは同じ機能のことをさしています。
テザリングがこの機能の総称であるのに対して、Appleはこれをインターネット共有という固有の名称をつけているというだけの違いです。
どちらの用語も同じことをさし、正しいのですが、iOSデバイスでこの機能を探すときは「インターネット共有」という名称で探すようにしてください。
まとめ
では、今回の内容をまとめましょう。
- iPhoneがルーターになるのがテザリング
- 対応機種とオプション契約がないと使えない
- 間違ってもテザリングで動画をみたりするのはやめよう
- Appleデバイスではインターネット共有という別名称で呼ばれている
テザリングは急なちょっとした通信に向いていますので、まだ一度もつかったことがないというかたはぜひお試しください。