2018/12/04
Chromebook購入前に確認して欲しい3点と注意点
こんにちは!Chromebookユーザー歴3年の橘 右京(@nobitemasu)です。
最近Chromebookの選び方や購入方法、設定方法などについて様々な質問をいただきます。
安くて起動が早く、セキュリティも高いことで有名なChromebookシリーズですが、日本ではそこまで普及していません。
では、なぜ普及しないのか。
それは従来のPCとは異なるChromebookがどのように動作するのか、そして何ができて何ができないのかということが正しく認識されていないからではないかと思います。
そこで今回はそんなChromebookに対する誤解を解き、スムーズな導入を手助けするガイドを作成してみました。
わたし自身新しいChromebook購入を検討していますので、同じように迷ってい方に少しでもお役に立てればと思います。
目次(もくじ)
導入前にチェックしておきたい3つの項目
まずは導入前に、Chromebookがあなたに合っているかどうかを判断できる3つの質問を準備しました。
Chromebook導入の診断用ではありますが、今のご自身のPC利用スタイルを知ることにもつながりますので、ぜひ活用してみてください。
Webサービスを中心に利用していませんか?
これは非常に重要なポイントですので、慎重に考えてみましょう。
別の言い方をすると、PCで何を最も頻繁にやっていますか?ということです。
ニュースの閲覧やショッピング、FacebookなどのSNSサーフィン、GmailやGoogleドキュメントなどのWebブラウザに多くの時間を費やしているのであれば、ChromeOSは間違いなくあなたのニーズを満たしてくれます。
むしろ複雑な初期設定を必要とする従来のソフトに比べれば、ChromeOSのアプリはもっとシンプルに管理ができますので、導入のための時間を大幅に短縮できるようにさえなるでしょう。
では、そのためには常にオンラインである必要があると思いますか?
意外かもしれませんが、答えはNoです。
実はこれがChromebookに関する大きな誤解の一つなのですが、ほとんどのアプリはオンラインとオフラインの両方で動作します。
もちろん新しいアプリのダウンロードや更新はできませんが、従来のPCをオフラインで使用するのと、大して差はありません。
よって、Chromebookはオンラインでしか利用できないは大きな誤解なのです。
気がつけばほとんどWebサービスしか使っていないという方は、Chromebookはいち押しです。
今あなたが愛用しているそのアプリ、Web用がありますか?
今パソコンに入れているアプリやソフトのことを考えてみましょう。
おそらく一般的には、メールソフト、文章作成ソフト、そして画像編集ソフトなどが入っているかと思います。
ではそのソフトたち、オンラインで使用できるWebバーションがありますよね?
つまり、PCにインストールしなくても同じアプリや、同等の機能を持った最新のアプリがWeb上にはたくさんあります。
そしてオンラインにすることで、常に最新バージョンに更新されていきますので、買い換える必要もありません。
例えば、Outlook用メールを使用している場合は、代わりにMicrosoftのOutlook.comやGoogleのGmailを使用できますし、Outlook Androidアプリを使用しても問題ありませんよね。
Microsoft Wordを使用している場合は、MicrosoftのOffice OnlineアプリまたはGoogleのGoogle Docsユーティリティでも同じように利用できます。
このように主に利用しているアプリのWebバージョンがあるかどうか確認してみてください。
この質問に対して、「はい」または「多分ある」と答えられる場合は、問題なくChromeOSに移行できます。
1週間GoogleChrome中心の生活をしてみてください。不便はありますか?
ここからは実際に試してみましょう。
実際アプリ版からWeb版に移行することで、ユーザーインターフェイス(見た目)や使い勝手が変わってきますので、それに耐えられない場合は無理ですが、恐らくそこまで不便は感じないのではないかと思います。
つまり、まずは1週間PC上のアプリを無視して全てGoogleChrome上で事足りれば、ChromeOSで全く問題ありません。
そして、Chromebookでは膨大な数のAndroidアプリが使用できますので、同じアプリがあるでしょうし、代替アプリも必ずみつかると思います。
Chromebook購入前に知っておきたい注意点
導入できることがはっきりしたら、いよいよ購入を検討することになるかと思いますが、もうひとつ知っておいて欲しいことがありますので、ご紹介しましょう。
USキーボードであることが多い
国内で販売されているものなら問題はありませんが、海外で販売されているものを購入する場合、USキーボードになっていることがほとんどです。
正直、慣れの問題ですが、これを機に日本向けのJISキーボードと海外で主流になっているUSキーボードの違いは知っておいて損はないでしょう。
USキーボードはかな表示がありません。ほとんどの方がローマ字入力をしているかと思いますので、このデザインはかえってスッキリした印象になるかと思いますので、問題はないでしょう。
そして何よりも大きな違いは、Enterキーの大きさであり、これはユーザーによってはっきりと好き嫌いが分かれるポイントです。
英語は単語と単語の間にスペースを入力するため、スペースキーの使用頻度が日本語の比ではありません。そのため、スペースキーが大きく設計されています。
逆に日本語は漢字変換を行う際に、Enterキーで確定していきますので、英語圏のユーザーよりはるかにたくさんEnterキーを押します。
つまり、よく使うキーが一番押しにくくなってしまっているという難点があるのです。
慣れてしまえば、どうということはないかもしれませんが、正直私たちばなもUSキー配列は、Enterキーが小さくて使いづらいと思うタイプです。
また、Chromebookには検索キーなど特有のキーもありますが、従来のパソコンと同様の使い方ができる設定や、ショートカットがありますので、問題はないでしょう。
海外仕様の3極コンセントである場合がある
これも初めてみると戸惑う部分ですが、海外は日本と電圧が違うため、3極コンセント(または3Pコンセント)であることがあります。
個人輸入する場合や、並行輸入品を購入する場合は、変換プラグが必要になる場合がありますので、確認をしておくといいでしょう。
変換オプラグといっても、ホームセンターで200〜300円ほどのものであり、さほど高いものではありません。
Wi-Fi環境下で力を発揮する
オフラインでも使用できますが、オンラインのほうが最大限の力を発揮してくれます。
そのため、できればネット環境は整えた方がベストですが、最近はスマホ代の節約もかねて自宅のネット環境を整える方が多いので、この点は特に問題視しなくてもいいかもしれませんね。
Chromebook欲しくなったでしょ?
Chromebookがよく受けている誤解を中心に、本当にあなたに合ったネットブックかどうかを判断するための簡単な3つの質問をまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
次回はいよいよ購入方法やおすすめ機種などもご紹介していきますので、お楽しみに!