2018/02/16

       

3度の飯より映画が好きな帰国子女が教えるマイ・インターンの魅力

    映画マイ・インターンレビュー

    こんにちは!橘 右京(たちばな うきょう)です。

    ナンシー・マイヤーズ監督の『マイ・インターン』は『恋愛適齢期』や『ホリデイ』で描かれたような恋愛ドラマではなく、決して出会うことのない世代の離れた2人の友情の物語。

    『マイ・インターン』は家事に仕事に頑張っているあなたに、人生における素敵な助言を与えてくれる映画ですから、まだ観てないならまずはすぐに観てください。そして、観終わったらぜひ一緒にこの映画を振り返ってみましょう。

    映画を深く読み込みコトでもっとこの映画の魅力のとりこになり、何度でも観たくなりますよ。

    マイ・インターンの映画情報

    ▼日本向け予告動画

    ▼個人的にはこちらのほうが作品の良さが出てるので、オススメです。

    上映時間:90分
    製作国:アメリカ
    公開情報:2015年 劇場公開
    ジャンル:コメディ・ドラマ
    映倫基準:G(どなたでもご覧になれます)

    マイ・インターンのキャストは?

     

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    この映画はストーリーもさることながら、異色2大スターの組み合わせも大きな話題を呼びましたよね。ここからはそんな主要キャストと、一際目立っていた俳優さんをピックアップしてご紹介します。

    ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)

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    1948年8月17日アメリカニューヨーク生まれの俳優、監督、プロデューサー。言わずと知れた名優です。

    マーティン・スコセッシ監督作品へ多数出演しており、1975年には『ゴッドファーザー PART II』でアカデミー賞助演男優賞を受賞。1981年には『レイジング・ブル』で同主演男優賞を受賞しました。

    また、『タクシードライバー』や『ディア・ハンター』など多数ノミネートされており、徹底的な役作りでも有名な方です。

    中でも私の1番のお気に入りは、『アンタッチャブル』でのアル・カポネ役で、デニーロはこのために肉をつけて髪を抜くなど徹底した役作りを行い、アメリカ史上に残る犯罪者を見事に演じきっていました。

    近年ではコミカルな役を演じることが増え、幅広い年齢層に支持されています。本作でも、“みんなのおじさん”を演じており目尻の下がった笑顔が印象的でした。

    アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)

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    1982年11月12日アメリカニューヨーク生まれの女優、プロデューサー。日本では『プラダを着た悪魔』でのヒットで強烈な印象を残した女優さんです。

    アメリカのテレビドラマ『GetReal』で一躍脚光を浴び、『プリティ・プリンセス』で映画デビュー。全米で1億ドルを越す大ヒットを記録しました。

    その後、ファミリージャンルの脱却を目指し、大胆なヌードを披露したり、ドラッグ中毒者などの役にも挑戦。その甲斐もあって2012年には『レ・ミゼラブル』のフォンティーヌ役でアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。

    しかしながら、本国アメリカではバッシングを受けることが多く、授賞式やインタビュー、SNSでのコメントでさえ叩かれてしまうほどで、アメリカで一番嫌われている女優としても名を馳せています。

    なぜ、そこまで嫌うのか理解に苦しみますが、私と同世代の女優さんですので、そのようなバッシングに負けずこれからも頑張って欲しいですね。

    ザック・パールマン(Zack Pearlman)

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    1988年5月19日アメリカ出身の俳優。『ヒックとドラゴン』とテレビシリーズの声優にも挑戦されている方です。

    Funny or Dieというウェブサイトにエントリー。その予選で脚光を浴びて、俳優としてのキャリアをスタートさせました。

    若手ながら、コミカルな演技から温かい演技までをこなし本作のナンシー・マイヤーズからも絶賛された俳優の一人です。

    ベンが貫禄ある人生の先輩なのに対し、ハンカチを持たないシャツの裾をズボンに入れなくなった“若者”を演じており、そのギャップを引き立たせていました。

    マイ・インターンのスタッフは?

     

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    映画の成功は、スタッフ次第といっても過言ではありません。監督はもちろんですが、大道具さんやメイクさんなど裏方さんの支えがあるからこそ、映画を撮り終えることができます。

    マイ・インターンも、当然優秀なスタッフさんが集結したわけですが、その中でもとりわけ注目して欲しい方々をご紹介します。

    ナンシー・マイヤーズ(Nancy Meyers)

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    1949年12月8日アメリカペンシルバニア生まれの脚本、プロデューサー、監督。複雑な人間関係を恋愛をベースにコミカルに描くことで知られており、私の大好きな監督の1人です。

    日本でも『恋愛適齢期』や『ホリデイ』などのヒットを得て、知名度が徐々に上がってきているのではないでしょうか。

    ワンシーンごとに、風景や音楽にも独特の温かみがあり、人を優しくさせる映画を作る方です。

    ジャクリーン・デメテリオ(Jacqueline Demeterio)

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    衣装デザイナー、フリースタイリスト。日本でも定評のある方で、WEBや雑誌など様々な媒体で特集が組まれていました。

    劇場版『セックス・アンド・ザ・シティ』の衣装などで知られるデザイナーで、近年はNetflixオリジナルドラマ『カレッジ・フレンズ』の衣装を担当しています。

    トレンドを押さえファッショナブルでありながら、自己主張もしっかりするファッションスタイルが人気で、ハリウッドセレブ達のフリースタイリストとしても活躍していらっしゃいます。

    本作では“働く女性”が描かれているわけですが、そんな彼女たちを更に輝かせており、女性らしい気品と美しさを見事に衣装に取り入れていたと思います。

    マイ・インターンのロケ地は?

     

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    映画の舞台はニューヨークのブルックリン。『セックス・アンド・ザ・シティ』ではニューヨークでありながら、世界一アカぬけない場所の代名詞として度々登場した土地でしたが、本作では冒頭にもあるように“おしゃれに生まれ変わった街”として新しい一面をだしていました。

    ということで、舞台もリアルにニューヨークのブルックリン。その撮影場所として実際に使用された場所をご紹介します。

    『デックス・ワン』から『アバウト・ザ・フィット』へ2人をつないだ場所

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    ストーリーの中心となるオフィスは、1904年に建てられた実在する建造物で、歴史を感じさせるレンガ造りの外壁と21世紀風のデザインが見事にマッチしていましたよね。

    ページをめくるたびに楽しい絵本のような・・・幸せの象徴である家

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    ジュールズの家の舞台となった場所です。ニューヨークを舞台にした映画では度々登場する名所です。おしゃれな様式の建物でぬくもりを感じさせるまさに“ホーム”ですよね。

    マイ・インターンのサントラは?

    ナンシー・マイヤーズの映画は音楽も大事な要素を占めています。『ホリデイ』でも描かれたように、感情や雰囲気など映像では補いきれない部分を音楽が演出してくれますので、本作に限らずとても重要なパートです。

    またマイ・インターンでも、ピアノやクラシックギターを中心とした柔らかいインステゥルメンタル調の音楽が作品を彩りました。

    テオドール・ジャピロ(Theodore Shapiro)

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    1971年9月29日アメリカ生まれの作曲家。美しいメロディーラインが特徴的で、作業用BGMとしても大活躍しています。

    『プラダを着た悪魔』や『素晴らしきかな、人生』、『LIFE!』なども手がけた売れっ子作曲家で、シンプルでスローテンポな曲が多いです。

    映画によってはこの音楽を聴くと反射的に泣いてしまうというぐらい、重要なシーンで使われていることが多く、恐らくエンニオ・モリコーネのようにそのシーンをみながら作曲しているんだろうなと思えるぐらい、シーンを引き立たせている優しく、ぬくもりのある曲調です。

    ピアノやフルートなどクラシックミューッジクに親しんでいる方も、私のようなバリバリのロック派にもおすすめできます。ぜひ、一度チェックしてみてください。

    マイ・インターンで面白かったことや感想は?

     

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    異色の2大スターと、女流監督そして数多くのスタッフがタッグを組んだマイ・インターン。ただのコメディではなく、観た人に様々ことを教えてくれます。

    そこで、ここからは私が感じたことや、ぜひ観て欲しいオススメのポイントを印象に残ったセリフを交えてご紹介します。

    これまでのマイヤーズ作品とは違い、20代若手俳優の多い作品

    ナンシー・マイヤーズのこれまでの映画は、ベテラン俳優が多かったのですが、本作は一転して若手の20代を中心とした俳優陣が名を連ねています。

    正直、私もこの作品で初めて知った俳優さんが多いのですが、そのエネルギーこそが作品全体に活力を与えており、物語の中で描かれる不倫などのダークなテーマでも作品のトーンを落とさずに済んでいます。

    You didn’t talk to her?What did you do,send her a tweet?
    No, of course not. I, like,texted her a billion times.She didn’t answer,so then I e-mailed her.But it was, like,a nice e-mail.
    「彼女と話してないって?何した。ツウィートでもしたのか?」
    「まさか!ショートメッセージを送ったんだよ。何十億回とね。それでも無視されたからEメールを送ったんだよ」

    また同時に、IT機器は使えても対人関係を築くのがヘタであるという現代の若者の姿もリアルに描かれており、当たり前のことがそうではなくなっている現状が浮き彫りにされているのも、作品の面白さのひとつといえるでしょう。

    若い世代だけでなく年配者にも響く物語

    物語はベンが若手に様々なアドバイスをしていきますが、それは年を取りながら知恵を蓄えてきたからだという描かれ方がされています。

    I’ve been a company man all my life.I’m loyal, I’m trustworthy,and I’m good in a crisis.
    「私は長年会社員をしてきました。忠実で逆境にも強いです。」

    まさに、人生の先輩として見本となる姿ですが、今の日本にはこのような自信に溢れた“知恵者”はいないように思えます。

    日本の70代は老いを嘆き、老後を気にかけてばかりで若者の育成には無関心です。「近頃の若者は〜」と悲観する前に、年配者としての貫禄を取り戻して欲しいものです。

    Tuck in the shirt.Why doesn’t anybodytuck anything in anymore?
    「シャツはズボンの中に。なぜシャツをズボンの中に入れなくなったんだ?」

    世代にギャップはあってもお互いに学べることがあることを教えてくれる映画ですので、年配者にこそ観て欲しいですね。

    何かを始める時とか、リタイヤする時とか、『仕事』の大切さを描いた作品

    ナンシー・マイヤーズといえば、働く女性にスポットを当ててきた作品が多いのですが、今回もそれは大きく取り上げられています。

    成功をおさめる代わりに犠牲にしてきたもの、またそれが当たり前だという世の中の風潮に警笛を鳴らしており、主夫という21世紀の新しいスタイルも、細かに描かれていました。

    I’ve read about these househusbands.It’s interesting how that all worked just now.
    They actually prefer to be called stay-at-home dads.
    Well, it’s very admirable.He’s a real 21 st century father.

    私も今は在宅で仕事をしている身ですが、これからは男性も女性も平等に仕事、そして家事をこなしていかないといけない時代になったのだと思っています。

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