2018/11/25

知れば日本語がもっと楽しくなる漢字から生まれたひらがなとカタカナの歴史

漢字とひらがな、カタカナの歴史

ども!橘 右京(たちばな うきょう)です。

先日、アメリカに住む友達から漢字の歴史が知りたいと言われました。その際に行った講義の内容を今回はご紹介します。

日本語で使う文字は3種類ありますが、その歴史は漢字から始まったって知ってました?

日本語が楽しくなるシリーズ、まずは文字の歴史からご紹介しましょう。

スポンサーリンク

漢字の成り立ち

漢字の成り立ち

漢字が日本独自の文字であると勘違いしている人が多いようですが、漢字は中国が発祥です。まずはその成り立ちからご紹介しましょう。

甲骨文字が発祥とされる

漢字の起源は大変古く、紀元前1300年にまでさかのぼります。

蒼頡(そうけつ)という伝説上の人物が鳥や獣の足跡をもとに作った甲骨文字が起源とされています。

改良を重ねて楷書体に

その後漢字は使いやすいように、分かりやすいように改良が重ねられていき、様々な書体が生まれ400年ほどかけて現在の標準書体である楷書が誕生しました。

金文や小蒙などの書体は実生活ではあまり使われなくなりましたが、印鑑などにはいまだに使われることがあります。

スポンサーリンク

ひらがなとカタカナの成り立ち

ひらがなの成り立ち

漢字をもとに独自の変化を遂げていくひらがなとカタカナ。その成り立ちを追いかけていきましょう。

借字(しゃくじ)

実は日本は飛鳥時代まで独自の文字がない国でした。

そこへ交流のあった中国人が日本の人物や地名に漢字を当てて表現したもの(借字)が日本の文字の発端になっていきます。

万葉仮名(まんようがな)

漢字からひらがなへの変化

借字はやがて五十音順を全て漢字で表した万葉仮名へと変化します。

しかしそののち、“八十一”と書いて「くく」と読んだり、“蜂音”と書いて「ぶ」と読んだり、「山上復有山(やまのうえにまたやま)」で「出」を表すなど、戯書(ぎしょ)と呼ばれる遊びが流行してしまい、日本文字は荒れてしまいます。

それではまずいと有識者の間で新しい文字が研究され、学僧たちを中心に分かりやすさを重視して改良されたカタカナと、詩人や官人を中心に美しさを重視して改良されたひらがなが登場してきます。

カタカナの由来

漢字には流れるような字体の草書体がありますが、その草書体から独立したものが草仮名(そうがな)となり、さらにそれが平仮名(ひらがな)となっていきます。

こうして万葉仮名は使われなくなりますが、四六時中など九九を使った言葉は残ってますし、たまに見かける夜露死苦などからも万葉の心は残っているといえるのかもしれませんね。

スポンサーリンク

性別による違い!?

百人一首

ちみなみに、、、。平安時代、ひらがなを女手(おんなで)または女文字、漢字を男手(おとこで)または男文字と表現することがありますが、これはべつに性別で使う文字が決まられていたというわけではありません。

物語や日記など、話し言葉や感情などを表すのにひらがなは向いており、書き手に女性が多かったというだけの話なんです。

一方、当時の漢字は論理的・抽象的思考を表現するのに用いられることが多く、それらは、主に男性によって書かれていたことからこのように呼ばれていただけなんですね。

しかし当時は、法律を作ったり政治に参加できるのは男性だけでしたから、女性にとって漢字は使う必要がないものという認識になっていったのだともいえます。

スポンサーリンク

日本人でも知らないことがたくさんある

ここまで説明して友人は納得し、日本語が楽しくなったと言ってくれました。嬉しいかぎりです。

そしてそのあとそっと打ち明けてくれたことがありました。実は同じことをこれまで13人の日本人に聞いたものの満足のいく回答は得られず、がっかりしたのだとか。嬉しい気持ちが一変して、わたしは急に恥ずかしくなりました。

外国の方は、日本人なら誰でも日本の歴史や漢字について詳しいと考えがちですが、実際はそうではありません。

少し残念ですが、このようなことは学校では教えていないのです。日本人でありながら、文字の歴史の存在さえ知らない人が多いのが現状です。

日本をもっと世界の人に知ってもらうためにも、まずは日本人がきちんと日本の歴史を身につけていきたいところですね。

では、また!

あなたのいいね!が
記事更新の励みになります