ダイエットに適しており、糖尿病にも絶大な効果を発揮すると人気沸騰中の桑茶。
飲んでみたいけれど、本当に大丈夫なのかなって疑ってしまいますよね。でも大丈夫です。
桑茶は、妊婦さんからお子様まで安心して飲むことができます。筆者のレビューを交えて詳しくご紹介します。
偽造事件がもたらしたもの
数年前に起きた食品の生産地偽造事件を覚えていますか。
外国産でありながら国産と偽り、食の安全が根幹から揺らいだ大きな事件でしたが、同時に私たちはそれまで無関心だった食材に目を向けるようになりました。
体にいいというけど何がいいのか。
食べ合わせが悪いというけどその理由は何なのか。
それまで当たり前だった食材にスポットが当てられ、抗がん作用などその絶大な効果から見直されたものも少なくありません。
そして我が家にもこのたび、健康な体づくりのため桑茶がやってきました。
そこで、機能成分DNJが発見され大きな話題を呼んだ「桑茶」をご紹介します。
桑茶とは?

今でこそ健康食品として取り沙汰されるようになった桑茶ですが、実は古くから日本人には馴染み深いものでした。
まずは、その歴史をご紹介しましょう。
古来より不老長寿の妙薬として愛用されてきた桑
桑葉は本来薬草で、 中国では2世紀(1900年くらい前)の頃から神仙茶(しんせんちゃ)(神仙:神通力を得た仙人)と呼び、咳止めや、血流の改善、滋養強壮に効果があるとして愛飲されてきました。
日本では、鎌倉時代に臨済宗の栄西によって、不老長寿の薬として伝えられ、高血圧、糖尿病、咳止めにいい健康茶として特に養蚕の盛んな地方を中心に飲用する習慣がありました。
桑は葉や枝、根や実にいたるまで利用できる
桑は根が生薬として、果実はマルベリーと呼ばれ果実酒の材料として、また枝や幹はその硬い木質を活かして家具として使われるなど、根から葉に至るまで私たちの身の周りで活躍してくれています。
時代とともに変化する桑の役割

そして桑といえば養蚕業。江戸時代から明治時代に全盛期を迎え、良質の生糸を大量に輸出し、養蚕業・絹糸は外貨獲得産業として重視されました。
農家にとっても養蚕は、貴重な現金収入源であり、農家ではカイコガについては「お蚕様」と呼んだほどです。
その後、中国、インド、ブラジルなど海外産の安価な絹糸の出現。代替品の普及により、日本国内の養蚕業は衰退。かつての桑畑は他の作物に転用され、今では緑豊かな地域でも桑畑はあまり見られなくなってしまいました。
桑茶の効能は?

では桑茶には具体的にどのような効能があるのかまとめてみました。
- 抗酸化作用
- 糖尿病対策
- 成人病・ダイエット
- 整腸作用
- 発がん抑制作用
- 二日酔い予防
特に話題になったダイエット効果について、ご紹介しましょう。
桑の葉茶に入っているDNJ(TM)には、インスリンの分泌を抑える効能があります。脂肪が蓄積するのを防ぎ、太りにくい体をつくってくれます。
また、含有成分のカリウムは利尿作用や体の水分バランスを整えるのに有効であり、脚や顔のみくみをスッキリさせる働きがあります。
桑茶の副作用や注意点は?

桑の葉茶による健康被害や副作用は報告されていません。
あえて言うなら、桑の葉は食物繊維を豊富に含みますのでたくさん飲むとお腹が張ったり、おならが増えるということでしょうか。
お腹の張りなどが長く続くようなら体質に合わないかもしれませんので飲用を中止してください。また、糖尿病などで薬を服用している方は医師と相談してください。
注意点としては、サプリメントとして利用する場合です。サプリメントはお茶に比べ成分が非常に濃く、摂り過ぎになった場合にどうなるのか、まだ確かなデータがないようなので注意が必要です。
子供や妊婦さんも飲んで大丈夫なの?

桑の葉茶にはカフェインやタンニンが含まれていません。
そのため、妊婦さんや授乳中も安心して飲むことができると言われています。
効能としては、ミネラルが豊富な水分補給としてだけでなく、ゆるやかな便秘改善効果や、糖や脂肪の吸収抑制効果が期待できるので太り過ぎが気になる妊婦さんにもよさそうです。
妊娠中に不足しがちな鉄分も多く含んでいます。
粉末桑茶(桑の葉茶)と青汁の違いとは?

ご存知の通り、一旦コップに注いでしまえば、青汁も桑茶も見分けがつきません。
また、巷には「桑の葉青汁」のような商品名のものが多く、消費者を混乱させます。私もそうでした。
では、青汁と桑茶は何が違うのか。
元祖青汁の原料は、ケールというキャベツの仲間の植物(野菜)だそうですが、あの青汁ブームを皮切りに様々なメーカーが青汁を販売したことで原料も多様化しており、青汁の定義自体は曖昧だったりします。
ケールも桑の葉も、それぞれ効能違うので、購入の際は主成分を確認し体質に合ってるものを選びましょう。
桑の茶葉の作り方と飲み方

効果的な桑茶の飲み方にはポイントがありますので、作り方と飲み方をご紹介しましょう。
作り方・飲み方
《桑の茶葉を作る場合》
乾燥させた桑の葉を砕いて細かくしたら10分ほど乾煎りする。香ばしい香りがしたらOK。
《市販の桑の葉茶の場合》
茶葉3g程度を急須に入れてお湯を注ぎお茶として飲みます。成分を濃く抽出したい場合は煮だして作ります。
《粉末の場合》
粉茶の場合は1回に2g程度が適量です。
美味しい飲み方
温泉水などの美味しい軟水を使用し、80度くらいのお湯で2分程度蒸らすと美味しい桑の葉茶になります。 桑の葉茶はミルクを入れてミルクティーにしてもいいかも知れません。
茶葉をパウダー状にした粉茶ならケーキやお好み焼きの生地に混ぜたり、アイスにふりかけたりすることでアレンジの幅が広がります。
実際に飲んでみた感想は?

ここからは実際に楽天で購入した桑茶を飲んでみた感想をご紹介しましょう。
楽天巡りサラサラスッキリ桑茶

今や桑茶を販売するお店はたくさんありますが、楽天市場で巡りサラサラすっきり桑茶という商品を買いました。。
20年以上の歴史をもつ緑茶製法でつくられた鹿児島県産の桑茶と、島根大学医学部との共同開発で誕生した島根県産の桑茶のブレンドで、より飲みやすさを追求した商品です。
実際に飲んでみてどうだった?


▲まずはホットで飲んでみました。見た目濃い抹茶なので、ついつい構えてしまうのですが、スッキリしていてどんどん飲めてしまいます。
▲こちらは食後のデザートのヨーグルトにかけて実食。ほとんど味がわからないほどでした。
最終的には我が家オリジナルのきゅうりフルーツスムージーの中へ。お腹の調子もよくなって大満足の一品。我が家の定番商品に決まり!!