こんにちは!橘 右京です。
毎年夏になると熱中症等による死亡事故が絶えません。暑いと分かっているはずなのに、必ず被害者がでます。
なぜなのか。原因は暑さに対する認識を変えていない、ということもあると思います。
昔と今では暑さの度合いが変わってきており、どんな健康な方でも油断すれば熱中症にかかるようになってしまったんです。
今日はそんな、暑さに対する考え方を変えるとうことと、暑さ対策について書いてみました。
暑さを考えたキッカケはあるお知らせから
先日娘が通う小学校から、水筒持参を許可する旨のお知らせが届きました。
登下校中や授業の合間など、いつでも水分を補給することができるようにとのことでした。
また先日、小学1年生の男子児童が亡くなるという出来事を受けて、1日数回校内放送で水分補給をするように呼びかけているようです。
「エアコンある教室にとどまる勇気を」 熱中症の専門家(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
このように猛威をふるっている暑さですが、たちばなが小学生の頃は、熱中症といえば、炎天下を帽子をかぶらずに1日中走り回ってもかかるかどうかでした。
また、いまだに60代以上のかたから、熱中症は甘えだという言葉を聞きますが、本当に現代っ子の抵抗力の問題だけなのでしょうか。
少し調べてみたところ、こんな記事をみかけました。
昔と今ではそもそも気温が違う
気象庁が2018年6月26日に公開した「ヒートアイランド監視報告2017」によると、東京ではこの100年間の間に年間での平均気温が3.2度上がっています。特に上がっているのが最低気温の4.4度。最高気温は1.7度上がっています。
このことからも分かるように、昔はそもそもこんなに暑くなかったということになります。ここ数年で確実に気温は上がっており、わたしたちの子供時代と比べても格段に暑くなっているんですね。
子供時代は・・・などという先入観は捨ててしっかりこまめな水分補給をしていきたいことろです。
こまめな水分補給の頻度は?
ところで、水分補給って何をどれぐらいのペースで、どれぐらいの量を飲んだらいいのか疑問に思ったことはありませんか。
わたしも娘に水を飲むようにいうと、口を湿らせる程度しか飲んでくれない時があります。
そこで一般的に「こまめな水分補給」とはどのようなことを指すのかみてみましょう。
1時間に1回150ml~200mlが目安
発汗量と体格によっても違いますので、個人差が大きいのですが、大体1時間に1回、コップ(150ml~200ml)一杯飲むのが基本となります。
「こまめに飲んでるのに効果がない」という場合は以下のことが原因かもしれません。
甘いもの冷たいものはNG
ジュースなどの甘い飲み物は、尿として出て行ってしまうのであまり補給になりません。また極端に冷たい場合も同じように吸収されずに出ていってしまいます。
消化管で吸収されやすい温度は、5度~15度となっていますので、冷蔵庫から出して少し常温に戻したくらいがちょうど良いといえます。
水分補給ならスポーツ飲料や経口補水液がベスト
お茶や水でもいいのですが、例えばスポートの後や屋外作業の後ならスポーツ飲料や経口補水液
という種類の飲み物を飲むようすると一番いいです。
我が家の暑さ対策
大人は空いた水のペットボトルにお茶をつめかえて常時携帯していますし、娘には100円ショップで買ったお手軽水筒を持たせています。
遊びに行くときも必ず首から下げさせ、ストロータイプなのですぐその場で飲むことができます。水筒ではないなので、保冷効果はありませんが、適温で飲むには持ってこいです。
水分補給をめんどくさがるお子さんにはストローボトルが断然おすすめです。
暑さ対策まとめ
これまでの内容をまとめますと、暑さ対策は以下の3つをしっかり頭に入れておきましょう。
- 今と昔では暑さが違うことを認識する。
- 1時間に1回150ml~200mlの水または、スポーツ飲料を飲む。
- 冷たすぎるもの、甘いものは水分補給にならない。
2018年も梅雨明けし、いよいよ夏本番!熱中症はこわいですが、夏は楽しいこともいっぱいです。
しっかり暑さ対策をして夏を楽しみたいところですね。
では、また!