iPhoneユーザーへおやすみモードってどれぐらいの頻度で使っていますか?
その名称の通り、寝るときにしか使わない機能だと思っていませんか?
結論:iPhoneのおやすみモードは寝るときだけの機能ではありません。
と言われても、じゃなんなの?というあなたのために。
今回は以下の内容を解説します。
本記事の内容
この記事を読めば、おやすみモードの使い方から具体的な利用シーン、そしてトラブル解消法までわかるようになるので、使いこなすことができるようになります。
iPhone歴10年。
元携帯ショップ店員で10万台以上のiPhoneを取り扱ってきたたちばなができるだけ簡潔に解説していきます。
iPhoneのおやすみモードとは?
まず、おやすみモードとはこんな機能です。
おやすみモードを使うと、デバイスがロックされている間の着信音、警告音、通知音を消音にすることができます。おやすみモードを使う時間帯を設定しておいたり、特定の人からの電話だけ受けたりすることもできます。引用元:Apple
つまり、バイブも画面通知も何もさせないようにする機能のことです。
機内モードとマナーモードの中間ぐらいの機能です。
これだけではイメージしにくいかと思いますので、似た機能である機内モードとマナーモードと比較してみます。
通知なしマナーモードと比較
マナーモードも設定によっては、音も振動もなしにすることができます。
しかしその場合、以下のデメリットがあります。
- 着信時に画面が点灯する
- 設定によっては電話アプリを開かないと着信に気づかない
- 緊急連絡を逃してしまう
映画館とかだと、画面が点灯するだけでも他人の迷惑になることがありますよね。
また、大事な人からの電話や緊急連絡だとしても通知しないというのは、場合によっては取り返しのつかないことになりますので、マナーモードの通知なしを利用する方は少ないと思います。
機内モードと比較
機内モードはそもそも、飛行機の中の計器に影響を出さないために、スマホの電波自体をシャットダウンしてしまう機能のこと。ですので、電話着信もメール受信もしなくなります。
外界を一切シャットアウトしたいならまだしも、そうでないならこの機能は普段づかいのは向いていません。
緊急速報もアラームも影響はありません。
おやすみモードを設定していても、アラームは設定どおりに機能しますし、緊急速報も問題ありません。
iPhoneのおやすみモードの使い方は?
つぎにおやすみモードをiPhoneで使う際の具体的な手順です。おやすみモードは手動、自動、そしてカレンダーと連動してオン/オフを切り替えることができます。
手動でおやすみモードを切り替える
まずは手動の場合、コントロールセンターと設定アプリからそれぞれご自身の好きなタイミングでオン/オフが切り替えられます。
コントロールセンターから
- iPhoneでコントロールセンターを表示します。
- 月のマークのおやすみモードボタンをタップします。
設定アプリから
もうひとつの方法としては設定アプリから行う方法です。
- iPhoneの設定アプリをタップします。
- おやすみモードをタップします。
- 一番上のスイッチ切り替えます。
自動でおやすみモードを切り替える
次は自動です。あらかじめ設定しておいた時間でオン/オフを切り替えることができます。いずれもワンタッチなので、簡単に設定できます。
- iPhoneの設定アプリをタップします。
- おやすみモードをタップします。
- 時間指定をオンにして「開始」「終了」をタップします。
- 開始時間と終了時間を指定します。
位置情報サービスと連動して切り替える
これ凄いなと思う機能なんですが、今の場所にいる間はおやすみモードをオンにしておき、離れたらオフになるように設定することができます。
- iPhoneでコントロールセンターを表示します。
- おやすみモードアイコンを長押しします。
- 「この場所から出発するまで」をタップします。
カレンダーと連動して切り替える
あらかじめカレンダーに設定しておいた予定の最中は、おやすみモードにするという方法もあります。
- iPhoneでコントロールセンターを表示します。
- おやすみモードアイコンを長押しします。
- 「スケジュール」をタップします。
これは自分で「このイベントが終了するまで」を押してオンにすることができますし、こんなこともできます。
https://twitter.com/hnt_doll/status/1174224425929064449
凄いですよね。カレンダーとの連携はこんな利点もあるわけです。
iPhoneのおやすみモードはどんなときに使ってる?
おやすみモードの便利さを分かってもらうためには、具体的な利用シーンが分かったほうがイメージしやすいと思いますので、具体的な使い方をご紹介します。
動画視聴中やゲーム中に
動画視聴中やゲーム中にバナーや音がなるととにかく邪魔ですよね。そんなときはおやすみモードの「常に知らせない」にチェックを入れておくと、iPhone使用中も通知されないので便利です。
切り忘れが怖いときに1時間だけ
おやすみモードの最大の恐怖は、オフにするのを忘れてしまいそのままにしていたとき。iPhoneが静かだなとふとみてみたら通知の山が。なんてことにならないように、1時間だけ設定しておくようにしてます。
コントロールセンターからおやすみモードのアイコンを長押しするとでてくる画面から設定しましょう。
運転中はとにかくオンにする
車に乗る前に「運転中の通知を停止」をオンにしておくと、運転中は通知をいっさいシャットアウトすることができます。
手順は以下のとおり。
- 設定アプリをタップします。
- おやすみードをタップします。
- 「運転中の通知を停止」という項目の「アクティベート」をタップします。
この機能をオンにすると、iPhoneが動きを検知して自動的にオンにしてくれちゃいます。すごいですよね。
さらに!
手動にするとコントロールセンターにウィジェットが追加されので、コントロールセンターからオン/オフができるようになります。
その他の便利な設定
その他の便利な設定として特におすすめな2つがあります。
これは以下の記事で詳しく解説していますので、一度みてみてください。
iPhoneのおやすみモードのトラブル解決法は?
おやすみモードにまつわるトラブルとその解決方法もいくつかご紹介しておきます。
勝手におやすみモードがオンになる
この場合、原因は2つ考えられます。
意外なのが、このベットタイムという機能。
ベットタイムは快適な睡眠を促進するための機能なんですが、オンになっているとおやすみモードと同じように通知をすべてシャットアウトしてしまいます。
以下の手順でオンになっていないか確認し、オフにしておきましょう。
勝手におやすみモードがオフなる
これはおやすみモードがはじめて実装されたiOS6で起こった不具合でしたが、iOS12で修正されました。それでもなる場合は、指定する時間が間違っているなどみればすぐ分かる範囲ですので、もう一度設定を確認してください。
これぐらいです。あとはiPhoneの再起動でなおります。
まとめ:おやすみモードは寝るときだけのものではない
おやすみモード機能のもとの名称は「Do Not Disturb」。
ホテルとか起こして欲しくないときにドアノブにかけておく、あの標識を想像してもらえれば分かりやすいと思います。
もちろん「起こさないで」という意味ですが、直訳では「邪魔しないで」という意味になります。
つまりこのiPhoneのおやすみモードは寝てる時だけの機能ではなく、邪魔されたくないここぞというときに便利な機能になりますので、映画館や会議中などぜひ使ってみてください。
それでは、今日はここまで。
See you soon!
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