
iPhone のアラーム音量が小さかったり、大きすぎたり、アラーム音が徐々に小さくなってしまうこともあるんだよね。どうすればいいんだろう…。
今回はこんな質問に関して、元携帯ショップ店員でiPhone歴10年目のたちばなが、原因と対策を解説していきます。
小さすぎる、大きすぎるiPhoneのアラーム音量

アラームは鳴ったけど、音が小さすぎたり、大きすぎたりした時の原因と対策を解説します。
原因:iPhone のアラーム音量が動画・ゲーム音量と連動してしまっている
ゲーム音を下げているつもりが、アラーム音も勝手に下がってしまっていることが原因として考えられます。
iPhone での音量調節といえば、iPhone 本体のサイドにある音量ボタン。
ここで、音量調節をする機会が多いと思うのですが、このサイドボタンで動画・ゲーム音量も調節できるような設定になっているのです。
対策:iPhoneのアラーム音量を固定する
対策としては、サイドボタンを押してもアラーム音量を下げない。つまり連動を解除するという設定をします。
具体的には、以下の手順で「ボタンで変更」をオフにします。
- 設定アプリをタップする。
- 【 サウンドと触覚 】をタップする。
- 着信と通知音内にある、【 ボタンで変更 】をオフにする。
デフォルトでは必ずオンになっている設定です。まれに、OSのメジャーアップデート等で勝手にオンになることもあります。
iPhoneのアラーム音量が徐々に小さくなる

次に、アラーム音量の鳴りだしはよかったのに、なぜか途中から徐々に小さくなる時の原因と対策をみてみます。
原因:注視機能が働いてしまっている
このような現象が起こったときのことを、思い出してみてください。iPhoneを手に取ったときに徐々に小さくなってませんか?
実はこれ、アラームを止めようと iPhone を手に取ったとき、Face ID の「画面注視認識機能」が働いてしまっていることで、アラーム音が一時的に小さくなっているんです。
つまり iPhone が、「iPhone を見てるってことは起きてるんだね。他の操作の邪魔になるといけないから、少し音量を下げておくね」と気を利かして働いてくれているということ。
対策:画面注視認識機能をオフにする
以下の手順でこの機能をオフにしておけば、アラーム音量が小さくなることはありません。
- 設定アプリを開く。
- 「Face IDとパスコード」をタップ。
- 設定したパスコードを入力する。
- 下の方にある「画面注視認識機能」をオフにする。
この機能をオフにしておけば、アラーム音量が小さくなることはありませんが、画面の明るさや輝度の自動調整など画面注視認識機能の恩恵も受けられなくなります。
iPhoneのアラーム音量ってどっちの音量に属しているの?

アラーム音量は、iPhoneの5つの音量群の中でも「着信/通知音」に含まれます。
そのため画面上にこういうベルのアイコンが出たときは、

もしくは、こんなアイコン。

アラーム音量も変化しているんだなと認識しておくと混乱を防げます。
しかし、これはあくまでも Apple 純正の時計アプリのアラームの場合。App Store でダウンロードした他のアラームアプリの場合は「音量」に分類されます。
iPhoneの音量分類
ここで、iPhone 上の音量の種類とそこに分類されるものを整理しておきましょう。
私はアイコンを基準に考えますので、5つに分けます。
着信/通知音 | 一般的な通知音は全てここに含まれる。ベルのアイコンで表現される。メール送信・受信音、電話着信音、LINE 通知音など。 |
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音量 | ゲーム音量や動画の音量のこと。スピーカーマークで表現される。純正時計アプリ以外のアラーム音はここに含まれる。 |
受話音量 | 有線、無線全てのイヤホンの音量。イヤホンを取り外しても音量は記憶される。 |
イヤホン音量 | 有線、無線全てのイヤホンの音量。イヤホンを取り外しても音量は記憶される。 |
Siri 音量 | Siri 起動中に音量ボタンを押すと調節が可能。 |
こう整理すると、考えやすいんですが、実際の利用シーンだと混乱してくることもありますので、頭の隅に置いておきましょう。
iPhone のアラーム音量のみ調節する方法

iPhoneにはさまざまな音量があることが分かりましたよね。
「アラーム音量=着信/通知音」だと分かったところで、確実に、アラーム音量のみ調節する方法がありますので、手順を解説しておきます。
- 設定アプリを開く。
- 「サウンドと触覚」をタップ
- 「着信音と通知音」セクションの音量バーで音量を調節。
この方法であれば、「ボタンで変更」をオンにしていても、アラーム音のみ調節できます。
まとめ:iPhoneのアラーム音量がおかしいときの対処法

最後に本日のポイントをまとめます。
- iPhoneのアラーム音が小さすぎる(大きすぎる)場合は、アラーム音量のみ固定する。
- iPhoneのアラーム音量が徐々に小さくなる場合は、画面注視認識機能をオフにする。
- iPhoneの“音量”は全部で5つあり、純正時計アプリのアラーム音量のみ「着信/通知音」に含まれる。
- iPhoneのアラーム音(着信/通知音)のみ変更する際は「サウンドと触覚」内の音量バーから。
今回は、トラブルシューティングに関して解説しましたが、基本設定に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。

それでは、また。
See you soon!