本記事はiOS13の新機能である「探す」が2019年9月にリリースされたことを受けて、内容を新しいものにリライトしました。

AirPodsユーザー「なくしたAirPodsを探す方法を知りたい。2万円近くもする高価なものだから失くしても諦めたくない。」
今回はこんな悩みにお答えします。
【結論】「探す」を使ってAirPodsを探せます。
しかし、これには事前に設定しておかないといけないことがあります。
そこで今回は下記を解説します。
今回もiPhone10年目で、過去に携帯ショップ店員として10万台以上のiPhoneを扱ってきたたちばなが詳しく解説していきます。
「iPhoneを探す」を使ってAirPodsを探すための条件

「探す」を使ってAirPodsを探すためには、いくつか条件があります。
- iOS 13以降のiOSデバイス(iPhone、iPod、iPad)であること。
- AirPodsがiOSデバイスとペアリングされていること。
AirPodsはiOSデバイス以外でもペアリングして使うことができます。Androidスマホとか、MP3プレーヤーとか。
しかし「探す」はApple社製のデバイスにペリングしていないと使用できません。と、ここまではよくある条件だと思いますし、おおかた予想できる範囲だと思います。
しかし、もう1つ大事な条件があります。それが、、、。
AirPodsをなくす前に「探す」機能がiOSデバイスでオンになっていること。
このことをご存じない方が多いですね。失くしてからオンにしていては、AirPodsを追跡することは絶対にできません。
まだ、設定してないというのであれば、今すぐ設定しておきましょう。
「探す」を使ってAirPodsを探すのための設定方法

iCloudを使って設定をしますが、実は全く難しくはありません。
すでに「探す」を設定している場合は、そのiPhoneとAirPodsをペアリングするだけでOKです。
ペアリングすることで自動的にお持ちのAirPodsが、「探す」に追加されます。
また、「探す」の利用条件として、同じiCloudアカウントであることが前提となりますので、この点も注意が必要です。
もし、「探す」の設定がまだの場合は以下の方法で行ってください。
- 設定アプリタップして開きます。
- 一番上にあるご自身のアカウント名をタップします。
- 「探す」をタップします。
- 下までスクロールして「デバイスを探す」をタップします。
- 「デバイスを探す」と「最後の位置情報」を送信をオンにします。
- 「”オフラインのデバイスを探す” を有効にする」もオンにしましょう。
「最後の位置情報を送信」をオンにしないとオフラインで探せなくなりますので、ここは絶対にオンにしてください。
「探す」を使ってAirPodsを探すための具体的な手順

では、いよいよ具体的に失くしたAirPodsを探す具体的な手順をみていきますが、大きく分けて2つの方法があります。
- 「探す」アプリでAirPodsを探す方法
- 「iCloud.com」にアクセスしてAirPods探す方法
それぞれ解説していきます。
「探す」アプリでAirPodsを探す方法
アプリはすでにダウンロード済みである前提で進めていきます。
- 「探す」アプリをタップして起動します。
- AirPodsの設定に使用したiCloudアカウントでログインします。
- 同じアカウントでログインされたデバイスの一覧がでます。一度でもペアリングされたことがあれば、この一覧にAirPodsが表示されます。
見つからない場合は、「サウンドを再生」を押すことでAirPodがノイズを出しますので、その音を頼りに探してみましょう。
「iCloud.com」にアクセスしてAirPods探す方法
WEB上のiCloud.comからも「iPhoneを探す」にアクセスすることができます。
- iCloud.comにアクセスします。
- AirPodsの設定に使用したiCloudアカウントでログインします。
- 2ファクタ認証設定している場合は、確認コードを入力する必要がありますので、画面上に出てくる指示に従ってすすめていきます。
- 「iPhoneを探す」をクリックします。
- 画面上部のすべてのデバイスをクリックします。
- AirPodsをクリックします。
見つからない場合は、「サウンドを再生」を押すことでAirPodがノイズを出しますので、その音を頼りに探してみましょう。
まとめ:「デバイスを探す」と、Bluetooth、そして「最後の位置情報を送信」は必ずオンにしておきましょう!

ここで、今回の記事のポイントを整理します。
- iOS 10.3以降のiOSデバイス(iPhone、iPod、iPad)であること。
- AirPodsがiOSデバイスとペアリングされていること。
- AirPodsをなくす前に「iPhoneを探す」機能がiOSデバイスでオンになっていること。
- パソコンからでも「iPhoneを探す」は使えます。
使用するにも前提条件があります。
その中でも「デバイスを探す」と、Bluetooth、「最後の位置情報を送信」をオンにすることは絶対条件となりますので、まだ設定していないというかたは今すぐ設定してくださいね。
「iPhoneを探す」機能でなくしたAirPodsを探す方法に関するQ&A

以前、この記事を出した際にたくさんのかたからご質問をいただきました。本当にありがとうございます。
そこで、その内容をこちらにQ&Aとして掲載させていただきました。できるだけ更新していきますので、よろしくお願いします。
AirPodsを探すはオフラインでも探せますか?
探せます。
しかしそれは、リアルタイムではなく、あくまで通信がきれる直前の場所を示すということになります。
ただしそれも、「最後の位置情報を送信」がオンになっていないとダメです。
AirPodsの片方だけでも探せますか?
はい。探せます。
手順は全く同じです。
ケースごと落としてしまったのですが、探せますか?
状況によります。
例えば、ケースに入った状態のままですとAirPodsはオフになっていますので、探せません。
AirPods両方を別々の場所に落としてしまった可能性があるのですが、探せますか?
探せます。
ただし、片方ずつ探すことになります。
本記事でご紹介した手順で探して見つけたら、それをケースにいれてください。
そのあとに、「iPhoneを探す」画面をリロードしますと、2個目の場所がでてきます。
サウンドをならすときがややこしいです。
確かにそうですよね。しかし仕組みが分かっていれば大丈夫です。
「サウンドを再生」しますと、AirPodsの右と左それぞれから音がでます。
ミュートというのは消音という意味ですから、「右をミュート」して音が鳴っている場合は左側のAirPodsが音を出しているということになります。
「iPhoneを探す」のデバイス一覧にAirPodsがでてきません。なぜでしょうか?
以下の原因が考えられます。
- 「探す」を設定していなかった。
- バッテリーが完全にきれている。
- 範囲外にある。
- ケースに入っている。
- 完全に壊れている。
この場合は残念ですが、回収は無理です。
iOS13の新機能である「探す」はオフラインでも探せるそうですが、どういう仕組みなんですか?

あなたがiPhoneをどこかに落としてしまったと仮定します。そこにたまたま私がiPhoneを持った状態で通りかかると、あなたのiPhoneがBluetoothを使って私のiPhoneに位置情報を伝えるので、それをさらに私のiPhoneがサーバーに情報を送信すると言う仕組みです。
情報を送ったからといって、私はあなたのiPhoneの場所を知ることはありませんし、あなたもなくしたiPhoneの位置情報を特定してくれたのが私のiPhoneであったということは、知ることは絶対にありません。
要は、「お互いのことは隠したまま、同じiPhoneユーザーとして助け合おう」という趣旨の機能です。もちろんこの機能は、あなたの許可なしに勝手に行われることはなく、以下の条件を満たす必要があります。
- Bluetooth機能をオンにする
- 「”オフラインでも探す”を有効にする」をオンにする
そしてもちろん、全く人通りのない山などに落としてしまった場合は、役に立ちません。