iPhone本体の空き容量が足りないけどアップデートしたいかたへ。
空き容量が足りなくても確実にiOSをアップデートできる方法が知りたい。
本体の空き容量を増やす方法を知りたい。
こんな悩みありませんか?
結論:iTunesを使えば容量の足りないiPhoneでもアップデートできます。
残念ながらiTunesが使えないという場合でも有効な手段がありますので、本記事では、下記内容を解説します。
本記事はiPhone歴10年目で、元携帯ショップ店員時代に10万台以上のiPhoneを取り扱ってきたたちばなが解説していきます。
容量不足でアップデートできない!?
iOSの新しいバージョンのリリースは、本当に楽しいですよね。
新機能に加えてバグ修正、セキュリティ関連のアップデートも行われますので、iPhoneを安全に使う上でもとても大事なものでもあります。
しかし!そんなウキウキワクワクの興奮も一瞬にして冷めてしまうことがあります。
それが、容量不足によりアップデートできないというエラーメッセージがでたときです。
なぜ本体容量が足りなくなるのか?
iPhoneをWi-Fiを使ってアップデートしようとした場合、新しいソフトウェアが直接iPhone本体にダウンロードされます。
つまり、アップデートするファイルサイズと同等以上の空きが必要なります。
では、なぜ「以上」なのかというと。
アップグレードは、大きく分けて2つのプロセスから成り立っています。
- ファイルのダウンロード
- ダウンロードファイルのインストール
そして、インストールにはさらに、古いファイルや使用していないファイルを削除するというプロセスもあり、このときのいわゆる”作業スペース”も必要になるわけです。
そのためダウンロードファイルが2GBだった場合、実際には2GB+作業スペースが必要になるため空きがない場合は、作業が中断されてしまうわけです。
iPhoneのモデルは年々、本体容量が大きくなっていますのでそこまで心配はなくなりましたが、32GB以下のモデルのiPhoneには死活問題になってしまいます。
では、旧モデルのiPhoneユーザーは諦めないといけないのか。
いいえ。大丈夫です。容量が足りないときの対処法がありますので、解説していきます。
iTunesを使ってiOSをアップグレードする
スペースが足りない時でもiOSをアップデートする一番いい方法は、iTunesでアップデートすることです。
そう。iTunesでのアップデートは本体容量が足りなくても確実にアップデートできます。
理由は以下の2つです。
- ファイルをiPhoneではなくパソコンにダウンロードするため
- iTunes作業スペースを作るためのデータ調整を自動でしてくれるため
通常、空きがないと言われたら「何か削除しなきゃ…」と考えると思いますが、iTunesに任せておけば何も削除することなくデータ調整して作業をすすめてくれるわけなんです。
すごいですよね。僕もこれをはじめて聞いたときは、本当にびっくりでした。
ということで、「iPhoneを使うならパソコンを持っていた方がなおいい」というのはこういうことからなんですね。もちろんなくても全然OKなんですが。
ちなみに、iTunesを使ってiOSをアップデートする方法は、以下の記事で解説していますので、ぜひ試してみてくださいね。
[nlink url=”https://nobitemasu.com/how-to-update-ios-with-itunes/”]
サイズの大きなアプリを削除する
十分な空き容量がなくiOSをアップデートできないユーザーが多いことを受けて、Apple社はアップデートプロセスにとある機能を実装しました。
それがiOS 9以降からお馴染みになった、アプリを一時的に削除して空きスペースをつくり、完了後にまたそのアプリをダウンロードするという機能です。
ただし、それでもアップデートプロセスが完了しないケースがあります。
その場合は、iPhoneストレージ画面からサイズの大きいアプリを特定して削除する方法が最善となってきます。
ちなみに、iPhoneに内蔵されている純正アプリを削除できるようになりましたが、純正アプリはそもそもiPhoneに最適化されているため、それらのアプリを削除しても容量はほとんど変わりません。
またiOS 12から、iPhoneストレージ画面に空き容量を増やすためのヒントが表示されるようになりました。
主な内容は1年以上経過したメールを削除することや、画像をiPhone本体ではなくiCloudへ保存することなどですが、最適な方法を提案してくれますので、そのとおりにやってみるといいでしょう。
非使用のAppを取り除く機能も大幅な節約になりますので、利用することをおすすめします。
アップデートするために容量を増やすためのその他の方法
それでも容量を増やせないというかたのために、更なる節約術を何個かご紹介します。
使用しなくなったアプリを削除する
ゲームアプリなどにありがちなんですが、遊んでないのに消し忘れているアプリはありませんか?
その他にも「なくてもいい」アプリがあれば、どんどん削除してしまいましょう。
アプリによっては1GB以上の容量を占拠している場合があります。
古い留守電メッセージを完全に削除する
留守電メッセージの預け先が本体である場合、消しても完全に消えておらず後から再生できるようになっているものもあります。
これは本体容量を確実に圧迫しますので、こまめに削除するようにしましょう。
画像を完全に削除する
これも留守電メッセージと同様です。削除した画像は、その場ですぐ消えるわけではなく、一旦最近削除した項目という場所に入り、約1ヶ月後ぐらいに完全に削除されます。
誤って削除してしまった場合には助かる機能なのですが、こちらもやはり本体容量を圧迫しますので、確認して問題なければ完全に消してしまいましょう。
不要なHDR画像を削除する
HDR画像は選択・保存したものとは別に複数枚存在することがあります。これをそのままにしておくと、画像の枚数が単純に増えていきますので、不要なものは必ず削除するようにしましょう。
ポッドキャストエピソードを削除する
ダウンロードしたがまだ聞いていないポッドキャストは、恐ろしいほど大きなサイズのものがありますので、こちらも必ず整理しておきましょう。
メールを完全に削除する
iPhoneの空き容量を増やす方法として、まず最初に挙げられるのがこのメールです。
メールは長文であっても容量は大きくなりますし、何より添付ファイルがついていることが多くそれらがiPhoneの容量を圧迫します。
メールを見直してゴミ箱へ移動させたら、必ずゴミ箱の中身も消すようにしましょう。
まとめ
では、今回の記事のポイントをまとめましょう。
- iOSアップデートはiTunesで行うのがオススメ
- アプリもいいけどメールや画像のゴミ箱を消してしまうのがベスト
今回の方法で空き容量を確保することができますので、ぜひ試してみてくださいね。
それでは、また。
See you soon!