3〜6万円代で買えることが魅力のChromebook。
自宅学習や、自宅勤務の影響で急速に普及し始めており、愛好家としては嬉しいかぎりです。
以前は、日本販売モデルは数個しかないうえに価格が高いため、個人輸入しないといけなかったのですが、今は逆に選択肢が増えすぎて、どれを買うべきか迷ってしまうほどになりましたよね。
そこで今回は、私がおすすめするChromebookの選び方として、重視すべきポイント全11個をChromebook歴5年目、古いWindowsパソコンにChromeOSを入れて、自家製Chromebook使った経験もあるたちばなが解説していきます。
目次
記事が少し長くなってしまいましたので、お急ぎの方はこちらからどうぞ。
本記事の内容
Chromebookの選び方のポイント
数多くあるモデルの中でどれを選ぶのか迷ったら、重視すべきポイントがいくつかあります。
価格にも影響してくるそれらを、優先順位の高い順番に解説していきたいと思います。
優先度【★★★★★】:必須ポイント
まずは私が必ず見る部分です。
自動更新の有効期限
結論:有効期限切れまで3年以上は欲しいところ。
いわゆるOSのサポート期間のことで、自動更新期限(Automatic Update Expiration)略してAUEと呼ばれます。この記載が自動更新ポリシー内に記載されていることから、自動更新ポリシーとも呼ばれます。
この期限を過ぎると、OSを含むセキュリティなどのアップデートがされなくなりますので、事実上の寿命ということになります。
ちなみにこの自動更新期限(AUE)は、以前は4〜5年ぐらいだったのですが、2020年にGoogleが延長を発表。これにより、モデルによっては8年以上更新されることになりました。
Chromebookを新しく購入する際は、この自動更新期限(AUE)を確認し、できるだけ長いものを購入した方がいいですが、長ければ価格は高く、短ければ安くなります。
サイズ
結論:持ち歩くなら12インチ未満のモデル、自宅で動画など観るなら14インチ以上を選ぶ。
画面サイズのことです。インチという単位で表記されますので、メートル法が主要である日本ではあまりピンとこないかも知れませんね。
Chromebookには、10インチから15.6インチまでのモデルがあります。最近の傾向としては、以下のように分けられます。
- 10〜12インチ:持ち運びに便利なモバイルノート型。
- 14〜15.6インチ:外出が少なく、動画を観るのに最適なスタンダードノートPC型。
余談ですが、Apple社のMacbookは13インチ前後のものが圧倒的に増えました。大きすぎないので簡単に持ち出すことができて、小さすぎないので動画などを観る時でもストレスが少ない絶妙なサイズ設定だということが分かりますよね。
Chromebookのサイズも価格に直結してくる部分になります。
キー配列
結論:JIS(日本語対応)キーボードの方がベター。
Chromebookは基本的にUSキーボードです。詳細は以下の記事で解説しています。
そのため、日本語に対応したJISキーボードにする際は、オプション料金がかかってくることがあります。
「USキーボードは慣れれば気にならない」とよく言われますが、それはUSキーボードをメインに使っていればの話。
私のようにメイン機がiMacのJISキーボードだと、たまにイラッとすることがありますので、最近では日本語キーボードで統一しています。
電源プラグ
結論:日本に対応した2極コンセント、または変換アダプタ付きのものを選ぶ。
Chromebookは基本的に海外仕様ですので、三極コンセントが主流になります。
ホームセンターで売っている変換アダプタ(200〜300円ぐらい)を買ってくればいいだけの話なんですが、アダプタを使うことでコンセントに予期せぬ厚みが出てしまい、予定していた電源タップでは対応できなくなってしまったことがありました。
できれば日本の電圧に対応しているモデルの方が、ストレスなく使い始めることができます。
優先度【★★★☆☆】:用途によっては必須
次は、利用シーンによっては優先度が上がる項目です。
タイプ(ノート型かタブレット型か)
結論:お好みで。キーボーが外せるタイプもある。
最近のChromebookは、ノートパソコンにもタブレットにもなるいわゆる2in1モデルが増えてきました。
用途によっては、2in1モデルがいい場合もありますが、私は全く重視しません。なければなくてもいい機能かなと思っています。
しかし、例えば作った資料を誰かに見せる機会が多いのであれば、2in1モデルは願ってもないモデルだと思いますし、タッチスクリーンに対応したノートパソコン型を選ぶくらいなら2in1モデルの方が、できることが増えるのでコスパはいいと思います。
メモリとストレージ
結論:メモリは4GB〜8GBのものを、ストレージはデフォルトでも問題なし。
まずは、パソコン用語の簡単なおさらいから。
メモリ:パソコンの作業容量のこと。
メモリが大きければ大きいほど、マルチタスクを行う場合でも快適な作業ができます。4GBで十分ですが、画像や動画の編集など重たい作業を行うのであれば8GB以上はあった方がいいです。
ストレージ:本体の保存容量のこと。
Chromebookは基本的にGoogleドライブというクラウド上にデータを保存するため、16GBでも事足りますが、オフラインでの作業が多い場合はSSDの32GB以上がお勧めです。
CPU
結論:価格重視なら「Celeron」で機能重視なら「Core i5」
パソコンの頭脳部分。最近のモデルは、きちんと考えて作られていますので、この部分はデフォルトのままで問題はありません。
ただしCPUの違いは作業の捗り具合に雲泥の差がでます。こだわるならみておいたほうがいいポイントです。
ちなみにインテル製のCPUは以下のように位置付けられています。
上位ブランド | Core i7 |
---|---|
Core i5 | |
Core i3 | |
下位ブランド | Celeron |
Atom |
インターフェース
結論:使いたい周辺機器があるならHDMIポートやDisplayPortなど要チェック。
ざっくり言うと、買おうとしているChromebookがどの周辺機器に対応しているかと言うことです。
Chromebookと一緒に使いたい機器があるなら、ここは要チェックです。ユーザーインターフェースに対応したポートChromebookにないと、別に変換アダプタを買わないといけなくなりかえってコストがかかってしまう場合がありますので、注意しましょう。
優先度【★☆☆☆☆】:こだわるなら
先に触れたように、Chromebookの最近のモデルはバランスよく作られていますので、以下ご説明するポイントは心配しなくても価格に釣り合ったものが搭載されていますし、十分優秀です。
しかし、特別にこだわりがあるならチェックはしておきましょう。
バッテリー
結論:バッテリー駆動時間が10時間以上あるものを選ぶ。
そもそもノートパソコンは、軽量性と携行性を重視して作られていますので、外に持ち出せるのが最大の特徴です。
そのため、バッテリー駆動時間は少しでも長く持つように作られていますが、できれば10時間以上は持つものを選んだ方がベターです。
画質と解像度
結論:フルHD以上のノングレア加工がしてあるものがベター。
解像度が高いほど、繊細な表現が可能で、サイズが大きければ大きいほど解像度は高い方がいいです。
名称 | 解像度 |
---|---|
4K | 3840×2160 |
WQHD | 2560×1440 |
フルHD | 1920×1080 |
HD | 1366×768 |
また、室内でも日当たりの良い部屋で作業することが多いのであれば、映り込みを防止するノングレア 加工がしてあるものがベターです。外での作業が大半を占めるのであれば、なおさらのことです。
重さ
結論:頻繁に外出するなら1kg程度が望ましい。
堅牢性を重視するあまり、重くなってしまうケースがありますので、目安は1kg程度のもの(500mlペットボトル2本分ぐらい)がいいでしょう。
経験上、1.5kgになってくると、重さが気になってくることがことがあります。0.5kgでも体感はガラッと変わるものです。
まとめ
まとめると、Chromebookの選び方は以下の通り。
自動更新の有効期限 | 有効期限切れまで3年以上。 |
---|---|
サイズ | 持ち歩くなら12インチ未満のモデル、自宅で動画など観るなら14インチ以上。 |
キー配列 | JIS(日本語対応)キーボード |
電源プラグ | 日本に対応した2極コンセント、または変換アダプタ付きのもの。 |
タイプ(ノート型かタブレット型か) | お好みで。 |
メモリとストレージ | メモリは4GB〜8GBのものを、ストレージはデフォルトでも問題なし。 |
CPU | 価格重視なら「Celeron」で機能重視なら「Core i5」。 |
インターフェース | 使いたい周辺機器があるなら要チェック。 |
バッテリー | バッテリー駆動時間が10時間以上。 |
画質と解像度 | フルHD以上のノングレア加工がベター。 |
重さ | 1kg〜1.3kg程度。 |
全部入りしちゃうと、価格は跳ね上がりますので、重視しない、または不要なものがあればどんどん省いていってください。
自分にぴったりの端末を見つけて、素敵なChromebookライフを送りましょう!
それでは、また。
See you soon!
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