Mac上のさまざまな場面を撮影できるスクリーンショット。
僕は自宅で仕事をしており、ディレクション業務やファシリテーション業務もやっていますので、スクリーンショットはかなり使います。
- ブログに使うとき
- プレゼンの資料に使うとき
- テクニカルサポートへ不具合箇所を画像で示すとき などなど。
そこで、意外と困るのが保存先です。
撮りだめた画像も溢れかえってきますし、撮った画像が埋もれてしまうこともあります。
そんなとき、Macにデフォルトでインストールされている「スクリーンショットアプリ」を使うことで、簡単に保存先を変更できます。
直感的に、しかも無料で使えるアプリですので使ったことがないなら、損をしていますよ。
というわけで、今回はスクリーンショットアプリを使って、スクリーンショットの保存先を変更する方法を、iMac (21.5-inch, Late 2015)を利用している筆者が解説していきます。
アプリを使って変更したほうが良い理由
ズバリ理由は、ターミナルで複雑なコマンドを入力しなくて済むからです。
Macで撮ったスクリーンショットの保存先は、デフォルトではデクストップになっています。この保存先を変更するには、ターミナルというアプリからコマンドを入力しないといけません。
defaults write com.apple.screencapture location ~/任意の場所/;killall SystemUIServer
これが本当に面倒。
慣れていれば直接入力できるのでしょうが、僕は不慣れなので、一度テキストアプリに入力してからコピペしないといけません。
ターミナル入力は、スクリーンショットを撮るための通過点でしかないのに、ここにこんな労力を使ってしまうと、肝心のスクリーンショットを撮る前に疲れちゃうんですよね。
また、ターミナルで保存先を変更する方法は、スクリーンショットの種類によって、保存先を変えたいと思ったときなどに、その都度コマンドを入力しないといけなくなります。かなり面倒です。
これからご紹介するアプリを使えば、コードを触る必要がなく、ワンクリックで簡単に変更ができますので、すぐに撮影に入ることができます。
手軽に利用できるようになりますので、スクリーンショットの利用シーンが格段に広がりますよ。
スクリーンショットアプリの起動方法
まずは、このショートカットアプリの起動方法からです。方法は4つです。
ショートカットキーで起動
以下のショートカットキーで起動できます。

覚えることが増えて大変だと感じるかもしれませんが、この方法を使うなら簡単な覚え方があります。
アプリを使わずに、スクリーンショットを撮る際のショートカットキーが、
- shift + command + 3(全画面)
- shift + command + 4(選択した範囲のみ撮影)
以上の2つでしたよね。
そこで僕は、数字並びで、3、4、5と覚えています。結構すんなりと頭に入ってきますよ。
Launchpad 内から起動
Macでアプリ一覧を呼び出す便利な機能である Launchpad を起動して、その中のアプリアイコンからも起動できます。

ちなみにスクリーンショットアプリは、デフォルト設定では「その他」フォルダの中に入っていますからね。

アプリケーションフォルダから起動
システムのユーティリティフォルダの中にあるアプリを、ダブルクリックで起動することができます。

そもそもユーティリティは、アプリケーションフォルダ内にありますからね。

Spotlight 検索から起動
Spotlight 検索からも呼び出せます。

僕はアプリの場所を覚えるのが面倒だと感じるので、この方法を使っています。
Spotlight 検索はメニューバーのあるMacなら、Spotlightアイコン。メニューバーがない場合は、Commandキー+スペースバーで呼び出せます。
入力する際は、日本語の「スクリーン」と入力したあたりぐらいですぐに候補としてスクリーンショット.appが出ますが、英字入力だとscreenの「scr」ぐらいですぐに候補が出ますので、僕は英字で呼び出しています。
スクリーンショットの保存先を変更する手順
では、いよいよ本題の保存先の変更方法です。
アプリを起動してオプションから保存先を選択クリックする。これだけです。

保存先一覧の一番下、「その他の場所…」を選べば、自分で作ったフォルダを指定することもできます。
ちなみにこの方法で指定すると、前述のショートカットキーで撮ったスクリーンショットも同じ場所に保存されるようになります。
まとめ
ノーコードで設定できますので、状況に応じて簡単に保存先を変更することができます。
この方法なら、「ブログに使うスクリーンショットの保存先はフォルダAだけど、プレゼンの資料用のスクリーンショットはフォルダB」などのように使い分けもできます。
Mac純正アプリで無料で利用できますので、ぜひ使ってみてください。
それでは、また。
See you soon!