お客さん「iPhoneのバックアップを取ろうと思ったら意外なものが足りなかった。これって説明不足じゃないの?」
携帯ショップ店員時代に散々言われてきたことです。でも一理あるんです。
iPhoneのバックアップには大きく分けて3つの方法がありますが、ショップでもらう冊子や店員さんの説明は大事な部分を省いているように思えます。
そこで今回は、それぞれのバックアップ方法のポイントを詳しく解説していきますので、これを読めばご自身にピッタリの方法が見つかります。
iPhoneバックアップは手段と保存先がポイント
iPhoneの3つのバックアップはそれぞれ環境に合わせて選べるようになっているんですが、ポイントは何を使ってどこに保存するのかというところになります。
そのため、選択肢があたくさんあるようにみえても、ひとつに限定されてしまう場合もあります。
ではみていきましょう。まずはiPhoneのバックアップの3つの方法のおさらいからです。
- iCloudに保存する。
- iTunesでパソコンに保存する。
- iTunesでiCloudに保存する。
ネットや雑誌でも上記のように書いてありますよね。しかし、この表現方法では大事な要素が抜けてしまっているんです。
それは必要な環境と道具です。では詳しくみていきましょう。
iCloudに保存する。
もっというと以下の通りです。
というわけで、これには以下の情報が抜けています。
そう、つまりこの方法はWi-Fi電波がない人には使えない方法ということになります。
ですので、自宅にWi-Fi環境がない人は、コンビニやスタバなどの無料Wi-Fiスポットを求めて徘徊しないといけないことになります。
もし深夜のコンビニで外でボーッとしている人がいたら、その人はもしかしたらiPhoneのバックアップ中かも知れません。
iTunesでパソコンに保存する。
Wi-Fi環境がない人にはこの方法を勧められますが、この方法にも落とし穴があります。
この方法、もっと詳しく言い直すとこうなります。
この方法のポイントは、iTunesという無料ソフトをネット上から自分のパソコンにダウンロードしないといけないところなんです。
よくiPhoneバックアップの方法の冊子等に「Wi-Fi環境がない方はこちら」という表記がありますので、ネット環境がなくてもできると勘違いしてしまう方が多いのですが、ネットがないと正直苦しいです。
そしてこの方法、保存先はiCloudではなくパソコンの中ということにもなります。誤ってデータを削除したり、パソコンが壊れてしまうとデータが引き出せなくなる場合もありますので注意が必要です。
iTunesでiCloudに保存する。
こちらを言い直すと次のとおりです。
iCloudとはざっくり言うと、ネット上にある保管庫なわけですからネット環境は必須になります。
ただし最近は自宅にネット回線をひくと、ほぼ自動的にWi-Fi環境にするための機器等がついてきますので、ネット環境がある人=Wi-Fi環境がある人と言っても過言ではありません。
そのため、この方法をとるひとは滅多にいませんが、先にお話しした2つの方法がうまくいかなかった時の予備として覚えておけばいいのかなと思います。
iPhoneバックアップは条件次第では限定される
どうでしたか?
「3つもあるって聞いたけど。、これじゃ実質1つしかないや」という方もいらっしゃるかと思います。
機種変更など、新しいiPhoneを使う際の生命線になるバックアップ。自分にはどの方法が一番適しているのかもう一度確認してみてはいかがでしょうか。
では、また!Peace Out!