「チャーリーズ・エンジェルズ(2019)」が遂にNetflixに登場しましたので、さっそく観てみました。

結果的には大満足。シリーズで一番好きな作品となりました。

この記事では新生エンジェルズのことや、過去作との比較、そして作品全体を観て感じとったことをおすすめの見所としてまとめてみたいと思います。

なお、この記事には一度視聴したことを前提に考察をしていますので、ネタバレを含みます。まだ映画を観ていない人は気をつけてくださいね。

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1.「チャーリーズ・エンジェルズ(2019)」の主要キャスト

キャメロン・ディアズ、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューがエンジェルを演じた映画「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」から実に16年ぶりの続編となり、キャストも一新されました。

新生エンジェルはこの3人。

上記左から順番に、

  • エレーナ役:ナオミ・スコット
  • サビーナ役:クリステン・スチュワート
  • ジェーン役:エラ・バリンスカ

以上の3人です。

クリステンは映画「トワイライト」シリーズで、ナオミは実写版「アラジン」で日本でもすっかりお馴染みになりましたよね。

エラはこの映画が事実上のデビュー作となり、今や売れっ子女優なのですが、日本ではまだ馴染みがないので、簡単に紹介しておきましょう。

エラは1996年ロンドン生まれで、身長はなんと180cm。

やり投げでロンドン代表チームに選抜されたこともあるアスリートで、今はモデルとしても活躍しています。

2019年にはメットガラデビューも果たしました。

柔道経験もあるとかで、今作でも体を張ったアクションを披露してくれました。今後が楽しみです。

2.「チャーリーズ・エンジェルズ(2019)」で変わったこと

16年ぶりということで、非常にハードルの高かった続編だっただけに、ストーリー上の設定もいくつか変更が加えられました。

変更点の中でも特に目立った2つを取り上げます。

2-1.タウンゼント・エージェンシーが世界進出

チャーリー・タウンゼントをボスとして組織されているタウンゼント・エージェンシーは、アメリカ国内だけでなく、外国にも支店を設けてグローバルに活動する一大組織になりました。

これは映画の冒頭、ボスレーの退職祝いをするため世界中の支店とリモートで挨拶を交わすシーンで明確にされています。

これに伴って、ボスレーも特定の個人の名前でなく、コードネームになっていましたよね。世界各国のボスレーが大集合していました。

これには、チャリーズ・エンジェルズを本格的なスパイ映画に生まれ変わらせようとした、監督の意図が伺えます。

これまでのシリーズのように15分に1回変装するようなダラダラした、ビジュアル重視のエンジェルズではなく、知的でクールな新しいエンジェルを目指すため、ワールワイドな設定に変更したのでしょう。

このことで、今まではと違う新しい世界観が誕生し、メリハリのあるストーリーになって面白みが増しました。

2-2.チャーリーが女性に!?

組織のボスであるチャーリーがついに世代交代して、女性がその跡を継いだようですが、私は初代エンジェルである、ケリー・ギャレットではないかと思っています。

これは映画の中でのハッキリと示されたことではありませんので、あくまで推測なのですが、いくつか手掛かりになるシーンがあります。

まず、ボズ(エリザベス・バンクス)が車越しに密会していた謎の人物と、変声機を使っていたチャーリーは指輪から同一人物であることが分かりますし、確実に世代交代していることが分かります。

次になぜ、ケリー・ギャレットがチャーリーを継いだと確信しているのか。

エリザベス・バンクスが演じたボスレー(通称:ボズ)は、「ボスレーになった最初のエンジェル」というセリフがありました。

このことからエンジェルからボスレーへの昇格ができるようになったことが分かります。

今作からタウンゼント・エージェンシーは、メンバーや世話役が時代や必要に応じて変わる可能性があることを考えると、歴代エンジェルの誰かか、もしくは歴代のボスレーの誰かがが2代目チャーリーになってもなんの不思議もありません。

今作の黒幕だったジョン・ボスレー(パトリック・スチュワート)が最後のシーンで、「チャーリーの死後は俺が引き継ぐはずだった」と言ってましたよね。

ボスレーがチャーリーを継げるなら、エンジェルがチャーリーになることだって十分にありえます。そしてそれができるのは、エンデイングシーンにも出てきたケリー・ギャレットをおいて他にはいません。

なんせ、ケリー・ギャレットを演じたジャクリーン・スミスは他のメンバーがコロコロ変わるなかでも唯一、5年以上主力メンバーのケリーを演じ続けた人です。

オリジナルであるドラマ版において、シリーズの顔となったこの人を新チャーリーに据えるのは、当然の流れとも言えるでしょう。これまでの功績を讃えて、この人であって欲しい。

3.「チャーリーズ・エンジェルズ(2019)」の見どころ

次に今回の映画で感じたことをまとめていきます。

3-1.女性もチームプレーができることを強調

反目しあいながらも絆を強固にしていくストーリー展開や、世界各国のエンジェルが任務のバックアップをしてくれるシーンから、女性でもチームプレーができることを特に強調しているように思えました。

一般的に女性はチームプレーに向かないと言われることがあります。協調性よりもライバルを蹴落とすことに専念するからだという人もいます。

女性からみればこれには意義があることでしょう。チームプレーに向かないのは、”女性だから”というよりはその人自身の性格だと思うのですが、どうなんでしょうね。

3-2.女性ならではのアクションシーン

力ではどうしても男性に勝てないなら、賢く戦うのが女性らしさとでもいうように、アクションシーンにもさまざまな工夫がみられました。

1つ挙げるなら、トイレでサビーナが警備員相手に戦うシーン。

わざと個室に引き込んで戦うんですが、あまりに狭い場所のため男性は殴りかかっても空振りをしたり、長い腕が壁につっかえてしまいます。最後には、男性をはがいじめにして、男性の力を利用してそのまま後ろに下がります。警備員は頭を強打してそのまま気を失います。

相手の力を利用して相手を倒すという点では、合気道の考え方に近いこの動きは、無理に筋肉ムキムキになる必要がないので、女性だけでなく小柄な男性にも向いています。まさに“賢く戦う方法”といえます。

3-3.過去2作品の映画版、そしてドラマシリーズの続編

過去作へのリスペクトが随所に見られたのも嬉しい限りでした。

衣装室では、映画でキャメロン・ディアズたちが使った衣装や、ドラマ作品でも使われた衣装が飾られていましたよね。

チャーリーズ・エンジェルズシリーズは、エンジェルたちの七変化も見どころのひとつ。過去の衣装も大事にしているところは、ファンにとって嬉しいポイントです。

3-4.テーマはオープニングとエンディングを見れば一目瞭然

本作のテーマはと言われたら、クリステン・スチュワートのアップシーンでのセリフで明確にされています。

I think women can do anything.
女性はやろうと思えば何でもできる。

「チームプレーも格闘技も、パラシュート降下も、ジェット機を着陸させることだってお手のもの。」
そんなメッセージがオープニングから、ストーリー全編にも出ています。

そしてそれを裏付けるのが、エンディング。

女性はなんでもできることを証明して、その名を世に知らしめた面々が登場します。

4.「チャーリーズ・エンジェル(2019)」エンディングに登場したエンジェルズ

女性はやろうと思えばなんでもできる”ことを証明するかのように登場する女性たち。知る人ぞ知るその面々をご紹介します。

  • 初代エンジェルケリー・ギャレットことジャクリーン・スミス
  • 最も偉大な女性レーサーダニカ・パトリック
  • 米初の柔道金メダリストロンダ・ラウジー
  • LGBTQ+を支持する女優ラバーン・コックス

そしてパラシュート降下シーンでは、さらに違うメンバーが登場します。いずれも女性の権利向上のために声を上げた人たちが新人エンジェルを演じています。

セリフの順番にいきます。

  1. 俳優業も音楽業も第一線で活躍するヘイリー・スタインフェルド
  2. バイセクシャルと公表したリリ・ラインハート
  3. アメリカ体操界での性的虐待を告発した元体操選手アリー・レイズマン
  4. 人種差別的嫌がらせをされてきたことを告白した元アメリカスケボー選手クロエ・キム

ちなみに、セリフに出てくるRBGとはルース・ベイダー・ギンズバーグのこと。性差別の撤廃などを求めるリベラル派判事の代表的存在であり、女性初の最高裁判事として活躍した方です。2020年に87歳で亡くなりましたが、その生き様と彼女が遺した言葉は、今でも多くの人に影響を与えています。

5.まとめ

これまでのシリーズとは違って、スパイアクション映画に生まれ変わった「チャーリーズ・エンジェルズ(2019)」。ガールパワー全開の作品です。

また観ていないなら、NetflixへGo!

今日はここまで。
See you soon!