少なくても金額やサービス開始日は分かったけど。
9月のイベントでApple TV+(プラス)の発表がありました。金額やサービス開始日のアナウンスはあったものの、何本ぐらいの作品が並ぶのかそれらが全て見放題になるのかなど詳細はまだまだヴェールに包まれたままでした。
今回はApple TV+(プラス)に関する発表をもとに以下の内容を語ります。
この記事の内容
今回も映画大好き橘がおともします!
9月Appleイベントはとにかくクレイジー
「This is Crazy!」
先日Appleのイベントで、Apple TV+(プラス)の月額費用を発表した際のティム・クック氏が発した一言が、私には衝撃的でした。
これまで衝撃的なデバイスや価格、サービスを発表してきたApple。じゅうぶんクレイジーだと思えるような内容が多かったのに、自身がその言葉を使うことはありませんでした。
しかしここにきて、Apple TV+(プラス)の月額料金を発表した際に、価格をクレイジーと表現したのです。
この価格設定と同時にAppleが発表した特典を考えるとかなりクレイジーなんですが、これ伝わりますか?
Appleデバイスを購入するとApple TV+(プラス)の利用料金が1年間無料ということは…家族が1年ごとに代わる代わる何か買えばずっと無料で利用することができてしまうということなんです。
クレイジーです。
競合がひしめくストリーミング業界
2019年の3月にストリーミング業界に参入することを発表したApple。同じ頃に同じ業界のライバルたちも大きな動きをみせてきました。
「Disney+」はサービス内容や料金、オリジナル作品の告知などそのヴェールを少しずつ脱ぎましたよね。ピクサー作品やスターウォーズシリーズなど誰もが知るビッグタイトルが並びます。
ワーナー・ブラザースもストリーミング業界に進出することを明かしており、サービス名である「HBO Max」を発表しました。
またアメリカ大手テレビ局のCBSはViacomと合併したことで、「CBS All Access」を強化してパラマウント作品も視聴できるようにしています。
このように既に長い歴史と名作を携えているライバルたちが、Appleの行く手を阻んでいると言っても過言ではありません。
今後Apple TV+(プラス)がどのような展開を見せるのかが、楽しみでもありますが、同時に最後まで戦い抜くことができるのか不安にもなります。
CMにみられるキレが発揮されるか
Appleといえば、個性的なCMが頭に浮かんできますよね。新作デバイスのCMはいつも面白さや驚きを盛り込んできます。
ストリーミング業界も今は個性の時代に突入しており、どこもオリジナル作品作りに力をいれています。AppleもCMでみせてくれる「キレ」を映画製作で見せてくれれば、強豪たちと肩を並べることもできるのではないかと、個人的には思うんですよね。
スピルバーグ、JJ・エイブラハム、M・ナイト・シャマラン、ロン・ハワードなど既に優秀なクリーエターが作品作りに携わっていくことを明かしており、初期作品ラインナップは出演者も豪華な作品が並んでいます。
このままAppleらしくひらめきと驚きを反映していって欲しいものです。
Apple TV+(プラス)のサービス詳細
ではここで、先日発表された内容を整理していきたいと思います。
Apple TV+(プラス)の料金
7日間の無料期間があり、それ以降は月額600円となります。この値段で家族6人まで使用できるとのことですので、最大6人で使えば1人あたり100円という値段設定。かなりクレイジーです。
また毎月オリジナル作品をアップすると明言していますが、その他の作品がどのようなラインナップになるかはまだ不明です。
さすがに600円でNetflixのようにいろんな作品が見放題になるとは考えにくいんですが、どうなるのか全く予想がつきません。
この辺は全く発表がなかったんですよね。少しモヤモヤするところです。
Apple TV+(プラス)のキャンペーン
今のところ表立ったキャンペーンは以下の2つです。
1年間、無料はこれまたクレイジーですね。こんなに安くして大丈夫なんだろうか。
Apple TV+(プラス)日本での開始日
まずは100カ国でサービスを開始すると言ってましたよね。サービス開始日は2019年11月1日を予定しているのだそうです。視聴には専用アプリが必要になります。
そしてアプリですので、デバイスは選びません。Mac、iPhone、iPadなどのApple製品はもちろんですが、ソニーやサムスンなどのテレビに内蔵されていたり、Amazonなどのセットトップボックスにも対応しています。
そしてさらにWebからであれば、tv.apple.comからも視聴できるようになります。
まとめ:Appleの本当の狙いはなんだろうか
儲けようという感じを全く受けない価格設定。でもそれなりの高額投資でオリジナル作品を作ろうとしている。じゃAppleって何がしたいの?ってなりますよね。
私の個人的な見解なんですが、Appleの狙いはユーザーをテレビから離してアプリに近づけることなのではないかと思うんです。
アプリはテレビと違って学習することができます。使えば使うほどユーザーの好みを分析しておすすめのサービスを提供することができるようになります。
テレビもアプリを通すことで、ユーザーが自分の好みの作品を映像をみながら選択できるようになるわけです。しかもデバイスを選ばないという利点もありますしね。
しかしテレビ放送からストリーミングへ移行することは簡単なことではありません。そこでまずは個性的なオリジナル作品で勝負しよう!という感じを受けます。
Appleが描く新しいテレビのかたち、楽しみです。
それでは、また。
See you soon!
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