Google Pixel 6の詳細がいよいよ発売されましたね。

さっそく手に取っている人もいると思いますが、まだ買おうか迷っているあなたへ。

スペック表だけみてもかなりコスパの高い逸品に仕上がっていますので、その魅力をじっくり解説していきます。

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1.Googleが本腰を入れたPixel 6

2021年10月20日1:58(日本時間)に開催されたGoogleのイベント。今年もコロナ対策でオンラインで行われました。

今年は事前にリークされていた情報をあえてシャットアウトして、イベントを見たんですが、2021年のGoogle Pixel 6はGoogleの本気が見えた良品に仕上がっています。

他社にソフトのみ提供して動向を見守っていたGoogleが、ハードづくりに乗り出して製作したPixelシリーズ。どうしてもiPhoneと比較されて欠点ばかりが目立っていましたが、今年は肩を並べるか、Appleを超えるスペックのデバイスを投入してきた印象です。

1-1.Pixel 6で進化したスペック

まずは、今年2021年に発売する2機種のスペックを見ていきます。

Pixel 6Pixel 6 Pro
ディプレイ6.4インチ6.7インチ
リフレッシュレート90 Hz120 Hz
本体サイズ(cm)高さ15.86 × 幅 7.48 × 厚み 0.89高さ 16.39 × 幅 7.59 × 厚み 0.89
防水IP68IP68
バッテリー4,614 mAh5,003 mAh
メモリ8 GB12 GB
カメラ広角 50 MP
超広角 12MP
広角 50 MP 超広角 12MP 望遠 48MP
おサイフケータイ
イヤホンジャックなしなし
価格(税込)74,800円116,600円
詳細Pixel 6の詳細はこちらPixel 6 Proの詳細はこちら
Google Pixel 6の主な仕様

ディスプレイは今トレンドの大きめで、どちらかといえば縦に長いサイズ感。ここはこれまでのPixelシリーズの流れを汲んだ形になりましたが、Proのほうはエッジが少し湾曲している形状。SamsungのGalaxy S6 edgeを彷彿とさせます。

リフレッシュレートは、90 Hz。今世に出ているスマホの平均が60 Hzと考えるとかなり高いほうであり、Proに関しては120 Hzと驚きの値を出しています。

しかし、リフレッシュレートが高いと、操作性は向上しますが、同時に電力消費も爆上がりするため、そこをどのように調整したのか見ものです。

バッテリーはPixel史上最高の大きさのものを積んできましたね。バッテリー駆動時間について、イベントでは「最大24時間、バッテリー消費を抑えるモードにすることで最大48時間」と説明していましたが、公式HPに記載されていたテスト時の駆動時間は平均34時間とありました。

これは個人差がありますので、果たしてどのくらいのものなのか実機で試さないとなんともいえないところがありますが、期待していいと思います。

OSは、Android 12で5年間はアップデートできるとのこと。つまり大きな破損や故障がなければ5年間は使い続けることができるということで、今までAndroidの弱点だった部分をカバーした形になりました。これはありがたいですね。

そして私が個人的に楽しみにしていたのが、プロセッサ。Appleに続き、Googleも自社製のプロセッサを投入してきましたね。名称は、Google Tensor。

Google Tensorの構造画像
Photo by Google

検索エンジンや、Google Mapsからも分かるように、Googleの最大の武器は高度な機械学習機能にあります。それを最大限に活かすために数年かけて製作されたチップであり、今回Pixelの大幅なスペックアップを実現できたのもこのチップのおかげだといえます。

そして本体ストレージ。こちらは、Pixel 6、Proともに128  GBと256 GBの2種類でした。Android搭載端末は、iPhoneと違いSDカードを入れて使うことができるスマホなのですが、PixelシリーズはAndroidでありながらSDカードが使えないモデル。そのため、大きめの本体容量が期待されているのですが、今年も256 GBどまりでした。

ネット上に保管するクラウド型サービスが主流になりつつありますが、デバイス間でのデータのやり取りには、やはりSDカードを使うというユーザーもまだまだ多いのが現状。

Appleも今年は、動画を撮影するユーザーが増えていることを受けて、iPhone 13に512 GBと、1 TBモデルを投入してきたことを考えると、最大で256 GBは少ないような気がします。

あとは個人の使用スタイルによりますが、これが吉と出るか凶と出るかは、実際に使ってみないと分からないところですね。

最後に価格です。ストレージの大きさ別に見ると、次のとおりです。

機種名ストレージ価格(税込)
Pixel 6 128 GB74,800円

256 GB85,800円
Pixel 6 Pro128 GB116,600円

256 GB127,600円
Google StoreでのGoogle Pixel 6の価格

このスペックで、この価格はハッキリ言って安いです。

単純に価格だけ見ても、iPhone 13の128 GBは、98,800円(税込)なので、Pixel 6のほうが24,000円も安い価格設定。iPhone 13 Proの128 GBでも、122,800円(税込)なので、Pixel 6 Proのほうが6,200円安いことになります。

実際にまだ触っていないのでなんとも言えない部分はありますが、スペック表だけみてもPixel 6はiPhone 13よりもコスパがいいと言えます。

2.Google Pixel 6の心躍る新機能

コストパフォーマンスで重視される点として新機能があります。前述のとおり、Googleは機械学習「AI」のスペシャリストなわけですから、自社製のデバイスにどのような機能を搭載してくるのかおのずと注目が集まります。

今回発表された機能の中でも、特にPixelにあってiPhoneにない機能にスポットを当ててご紹介したいと思います。

2-1.消しゴムマジック

これはPixel 6独自機能というよりも、Googleフォトの新機能になりますので、今後すべてのGoogleフォトアプリで使用できるようになる可能性がありますが、いち早く体感したいのであればPixel 6のほうが確実に動作しますので、ご紹介します。

消しゴムマジックとは、撮影した写真に映り込んでしまった人や物を消すことができる機能。

何が凄いって、「これ、消そうか?」とアプリ側が提案してくれるというところ。一度に全部消すこともできるし、自分で選択して消すこともできるのだそうです。

Photo by Google

影まで消せて、その跡が残らないようであれば、商品画像をたくさん撮るレビューブロガーとして注目の機能です。プライベートで使用する場合もうっかり映り込んだ個人情報を消すのにも重宝する機能です。

2-2.リアルタイム通訳

同時通訳アプリはすでに世の中に多数ありますが、デバイス上だけでそれができてしまう点は、さすがGoogleといったところです。

イベントでは、片付けコンサルタントの“こんまり”こと近藤麻理恵さんが登場し、インタビューにこの機能を使っていましたよね。

翻訳の精度も上がっていて本当に驚きました。文法の構造が全く違う英語と日本語でも、あれだけスムーズに通訳できれば文句はありません。翻訳家泣かせの機能になりそうです。

2-3.ディスプレイ内蔵指紋認証センサー

iPhoneもPixelも、指紋や顔などさまざまな生体認証を搭載してきました。

ただ顔認証は、メガネ姿やマスク姿を認証できなかったりと問題も多発しました。顔認証の精度を上げるという選択をしたAppleに対して、指紋認証に戻したGoogleは堅実路線を守った印象です。

Pixel 6に搭載した生体認証は、ディスプレイのどこに触れても指紋を読み取るというディスプレイ内蔵型の指紋認証センサー。ただそうなると、指の脂による画面の汚れも気になってきますので、そこをクリアできるディスプレイ素材になっていれば文句なしです。

2-4.おサイフケータイ

これはiPhoneにもある機能ですが、おサイフケータイはAndroidが先行していたことを考えると、この機能があるかどうかをチェックする人も多いはず。

Googleもそこはクリア。これまでどおり、おサイフケータイにもしっかり対応です。

ところで、おサイフケータイとQRコード決済を混同しているユーザーが増えてきているような気がします。

おサイフケータイと、QRコード決済は全然別物だということに少し触れておこうと思います。

  • PayPayなどのQRコード決済:QRコードを読み取ってもらって決済するシステム
  • おサイフケータイ:デバイス内のチップをかざして決済するシステム

iPhoneもiPhone 7からApple Payをリリースして、おサイフケータイが使えるようになりました。当時はnanacoやWAON未対応でしたが、今では利用可能になりましたのでキャッシュレス時代には欠かせない機能のひとつになりました。

2-5.Material You(マテリアルユー)

これは、Android 12の新機能になりますので、Pixel 6オリジナルということではありませんが、「消しゴムマジック」同様、試すならPixelがベストです。

Googleが2014年から提唱してきた新しいデザインがマテリアルデザインです。

マテリアルデザインとはざっくりいうと、「見やすく、直感的に操作できるデザインをWebサービス、Webサイトに取り入れましょう」というもの。実際にデザインのガイドラインも示しています。

Googleのマテリアルデザインのガイドライン

2014年以降、大手サイトもこれに合わせてマテリアルデザインを取り入れてきました。それを更に進化させたのが、Material You(マテリアルユー)です。

Pixel 6では、設定した壁紙の基本色を学習して、アプリのアイコンの色なども変化するようで、世界でたったひとつのデザインを実現できるようですね。これはAppleにはない機能です。

3.まとめ

Google Pixel 6の新機能の見どころを筆者独自の視点でまとめてみました。

ここまで進化すると、アプリの互換性に問題がなければ、iPhoneからの乗り換えもアリです。

購入時の参考にしてみてください。

それではまた。
See you soon!