お気づきだと思いますが、本ブログは昨年の7月ぐらいからGenesis Frameworkのテーマに変更しました。
今回はこのテーマの魅力をお伝えしようと思います。
この記事でお伝えすること。
- Genesis Frameworkの特徴。
- このテーマを制作したStudioPress社の歴史と魅力
実際にStudioPress社のWordPressテーマを使っている筆者がお答えします。
当ブログで採用しているテーマはこちらStudioPress社のMagazine Proです。
Genesis Frameworkとは
Genesis Frameworkとは、StudioPress社が製作したWordPressテーマのフレームワークの名称です。
StudioPress社といえば、海外でその名を知らない人がいないほどのテーマプロバイダー。
- 拡張性の高いデザイン
- 確かなSEO
- 堅牢なセキュリティ
以上の3拍子揃った質の高いテーマを販売しています。
アメリカでは、名だたる一流ブロガーたちが使用していることでも有名で、世界シェア率も非常に高いです。
それを裏付けるデータがこちら。

以上のデータから次のことがいえます。
- 世界のWebメディアトップ100万で第3位になっている
- 全世界の4%がGenesis Frameworkユーザーである
全世界のWebメディアでこの占有率は、驚異的です。
テーマの概念が他社と違う
通常WordPressのテーマは、基本構造部分とデザイン部分を含んでいますが、StudioPress社の場合は少し違います。
- 親テーマ:基本構造に特化している。
- 子テーマ:デザイン部分に特化している。
親テーマのことをGenesis Framework。子テーマのことをデザイン、またはテーマと呼びます。
StudioPress社はこのことを車に例えて説明しています。

WordPressは車のエンジンで、Genesisは車体のフレームで、StudioPressのテーマは塗装部分である。
StudioPress/Let us help you build an amazing websiteより
このようにStudioPress社のテーマは、親テーマと子テーマがしっかりと役割分担をしていますので、そのぶん他社のテーマより構造とデザインが強化されているのです。
Genesis Frameworkを利用する際の3つの注意点
Genesis frameworkを使う際に考慮すべき点が、3つあります。
有料であること
StudioPress社のテーマは、すべて有料の買い切り型になります。
価格は3パターンで、以下のとおり。
Genesis Sampleの場合
- 親テーマ・子テーマセット:59.95ドル
- 子テーマのみ:44.96ドル
Magazine Proの場合
- 親テーマ・子テーマセット:99.95ドル
- 子テーマのみ:44.95ドル
Navigation Proの場合
- 親テーマ・子テーマセット:129.95ドル
- 子テーマのみ:74.95ドル
あまり安いとはいえません。とくにブログを立ち上げたばかりの初期投資にしては、少しハードルが高い金額です。
しかし親テーマとなるGenesis Frameworkは、初回のみ購入すれば使い回しができますし、子テーマは2つ目以降からは割引があります。
必要最低限の設定しかできないこと
WordPressテーマは、それぞれのテーマによって、多くのカスタマイズ機能を備えています。

これに対してStudioPress社のテーマには、WordPressの管理画面からワンクリックでカスタマイズできる部分がほとんどありません。
これはStudioPress社がシンプルさを理念として掲げているためですが、物足りないと感じる場合は多少のカスタマイズを自身で行う必要があります。
そうなると、当然htmlとCSSなど最低限のコーディング知識が必要になってきますので、初心者にはあまり強くオススメできない面もあります。
はじめのうちは、HTMLとCSSは難しいですからね。
しかしブログを運営するのであれば、遅かれ早かれHTMLとCSSの知識は必要不可欠になってきますので、少しずつ勉強すると思えばそこまでデメリットにはならないのかもしれません。
すべて英語表記であること
StudioPress社のWordPressテーマが日本でほとんど普及しない最大の理由は、この点かもしれません。
テーマを購入すると、非常にわかりやすい設定書を閲覧できるようになりますが、すべて英語表記になります。
Googleで検索しても、出てくるのは海外サイトばかりですので、英語に抵抗があると導入に戸惑ってしまうでしょう。
しかし今は、Google翻訳という優秀なツールがあります。
設定書は非常にシンプルな単語で書かれているため、直訳しても意味はじゅうぶんに理解できます。
Genesis Frameworkに惚れ込んだ6つの理由
筆者がこのテーマに惚れ込んだのには理由が全部で6つあります。
カスタマイズしやすさ
StudioPress社のテーマは、非常にシンプルなデザインのため途中でカスタマイズしたくなるでしょう。そうなってもいいように、さまざまな工夫が施されています。
特筆すべきは、独自のアクションフックです。
- アイキャッチ画像の位置を変更する
- メニューバーの位置を変更する
などなど、テーマをガッツリカスタマイズしたいときに大活躍します。
また先述のとおり、親テーマと子テーマをセットで使うことがデフォルトになっていることから、親テーマがアップデートされてもカスタマイズを保持することができます。
最新のSEO
Genesis Frameworkという基本構造に特化した親テーマには、SEOがバッチリ施されており、それがアップデートにより常に最新のものになります。
そのため、ブログの構造化データもしっかりGoogle側に伝わります。

本ブログも、このデータに変更してから検索順位がわかりやすく変化しました。
ブログで最も大事なことはコンテンツの質ですので、テーマの力のみに頼るわけではありませんが、検索順位の向上は記事更新の励みになりますよね。
SEOプラグインが必要なくなるほど、テーマ自体にしっかりしたSEOが施されています。
世界最高峰のセキュリティ
はっきり言って、この特徴の根拠となる具体的な内容は一切公表されていません。
- 他社のテーマと何が違うのか
- セキュリティを高めるためにどのような施策をしているのか
この2つは、はっきり言って謎です。かろうじて公表していることといえば。
- WordPress社の専門家のコード監修のもとで制作している
- 自動更新アップデートの中にセキュリティプログラムが組み込まれている
これだけです。
では、この高いセキュリティの根拠は何なのか。それは評価です。
「Genesisユーザーの7割がセキュリティプラグインを使用しておらず、何も問題が起こっていない。」
この事実だけなんです。
「セキュリティ上構造の説明はできないが、高い顧客満足度がすべてを物語っている。」
この堂々とした姿勢が、ユーザーに安心感を与えているのです。
割引制度とサポート体制
テーマを購入する際にアカウントを作成することになっており、同じアカウントで2つ目のテーマを購入すると、割引が入ってきます。(割引率はテーマによって違います。)
例)
- Magazine Pro:44.95ドル→33.71ドル
- Navigation Pro:74.95ドル→56.21ドル
テーマによっては、3千円ぐらいで買えてしまいます。
アップデートも追加料金なしで永久保証されており、以下のようなサポート体勢も整っています。
- テーマ独自の設定書
- Genesis Framework全般の設定書
- ナレッジベース
- コミュニティ
- メールサポート
私も何度か利用したメールサポートは、基本設定のみではなくカスタマイズ関連の質問にも、丁寧に答えてくれました。
本当に至れり尽くせりです。
外見と中身が美しいこと
StudioPress社のテーマは、デザインもコードも非常に美しく仕上げられています。
まさに「シンプルこそ最高の美」です。
私もはじめは、CSSという言葉も知らないほどのド素人でした。
そんな私からみてもGenesis Frameworkのコードは見やすく、分かりやすく、無駄がありません。本当にうっとりするほど美しく、勉強になります。
またデザインもミニマルなテーマを基調としており、本当にスッキリとしています。
経験談からいいますが、ブログテーマはシンプルなものにかぎります。そのほうが飽きがこないんです。
カラフルで多機能なテーマは、どこかしら気になるところが出てきてしまい、気がつけば常にカスタマイズすることにもなりかねません。
第一ブログで一番大事なパーツは、「記事」ですからね。テーマはミニマルなデザインで全く問題ないといえるでしょう。
創立者がすごい
StudioPress社の創立者であるBrian Gardnerさんの生き様は、私たちに挑戦することの大切さを教えてくれます。
Brianさんは、サイドバーなしのワンカラムブログテーマをはじめて作ったことでも有名なんですが、大学卒業の仕事はなんとスーパーマーケットの店員だったといいます。
つまり、完全独学の人なんです。
そこから、紆余曲折を経て会社を立ち上げていきます。
- スーパーに通うお客さんから建築事務所を紹介されて転職する。
- BloggerでブログをはじめてWordPressに引越し。フリーテーマを作りはじめる。
- 依頼を受けてはじめてテーマを作るも、顧客からボツをくらう。
- そのボツとされた自作テーマを知り合いに譲り渡そうとしたら、50ドルから100ドルで買い取ってくれる。
- StudioPress社を立ち上げる。
- コンテンツマーケティングのバイブル「Copyblogger」と合併して現在に至る。
全くの初心者でも経験を積めば、何でもできるようになるんですね。
「熱意を持って取り組めば無限の可能性が広がっているんだと」いうことを身も持って教えてくれてくれているような気がして、励みになります。
詳細は以下からも確認できます。(英語表記)
まとめ
世界第3位のシェア率を誇るGenesis Framework。カスタマイズすることと英語表記がベースですが、
- 拡張性の高いデザイン
- 確かなSEO
- 堅牢なセキュリティ
という3つの安心を提供してくれますので、記事執筆に集中できます。
ぜひ、一度チェックしてみてください。