格安SIMに乗り換えたので、できるだけ長くiPhoneを使いたい。
バッテリーの持ちが悪くなってきたような気がするので、自分でできる省電力設定を知りたい。
こんな悩みありませんか?
そこで今回は、Twitter等でたくさんご質問いただくiPhoneのバッテリーの持ちをよくする10個の方法をご紹介します!
また最後にちょっとしたプレゼント情報もご準備してますので、ぜひ最後までお付き合いください。
iPhoneやiPadでバッテリーの持ちを良くする方法
バッテリーの減りがいつもより早くなったと感じるのであれば、その原因は大きく分けて2つ考えられます。
- 長く使っていて寿命がきてしまった
- どこかで無駄な電力を消費している
端末を3年以上使っているのであれば、寿命の可能性があり、その場合は機種変更するしかありません。
しかし、そうでない場合。もしくはもっと長く使っていたいのであれば、無駄な電力消費を抑えるという方法が有効になります。
省電力は昨今Apple社が特に取り組んできた課題だけに、OSをアップデートするだけでも改善されることがあります。
しかし、それだけでは変化がない場合もありますので、今回ご紹介する10個の方法を試してみてください。
「手前に傾けてスリープ解除」をオフにする
全てのiPhoneモデル(iOS10.3以降)ではデフォルトで「手前に傾けてスリープ解除」はオンになっている機能です。
実はこの機能、少し不便な場合があります。例えば机に置いておいたiPhoneをポケットにいれようと思って手に取っただけでも機能してしまいす。
1回あたりの電力消費は微々たるものかもしれませんが、チリも積もればなんとやらですから、無視できません。
そのため、特になくても大丈夫であれば、この機能はオフにしましょう。
「手前に傾けてスリープ解除」をオフにする方法
- 設定アプリを開きます。
- 「画面表示と明るさ」をタップします。
- 「手前に傾けてスリープ解除」をオフにします。
アプリをアップデートする
省電力に取り組んでいるのは、Apple社だけではありません。
アプリを提供している会社も同様に、省電力そして軽量化(アプリの容量をいかに小さくするか)に取り組んでいます。
各アプリのアップデートには、そういったモデルチェンジも含まれていますので、アプリのアップデート通知が届いたら迷わずアップデートを行って、アプリを常に最新バージョンの状態にしておいてください。
そうすることが、省電力にもつながります。
アプリの更新方法
- App Storeアプリを開きます。
- 「アップデート」をタップします。
- 画面を下にスワイプします。
- 右上の「すべてをアップデート」をタップします。
ロック画面でのウィジェットを減らす
iPhoneやiPadには、今日の通知という画面があります。
ロック画面やホーム画面で右スワイプすると、出てくる画面です。
その日の予定やメールなどを即座に確認できるとても便利な機能ですが、タイムリーに表示される分バッテリーも消耗します。
天気や予定など、どうしても外せないものは別として、そのほか使っていないウィジェットがあればウィジェットを削除しておきましょう。
ウィジェットの削除方法
- 画面ロックを解除します。
- 「今日の通知」画面を一番下までスクロールして「編集」をタップします。
- 削除したいウィジェットの横にあるマイナスボタンを押します。
- 削除ボタンが表示されますので、「削除」をタップします。
- 右上の「完了」を押します。
Appのバックグラウンド更新をオフにする
iPhone上のアプリは、使う際に常に最新の状態になるためにみえないところで更新をしています。
そのため、使いたいときに常に使えるようになるわけですが、見えないところでバッテリーを消耗していることになります。
また、この機能をオフにしたからといってLINEなどの通知がこなくなることもありませんので、基本的にこの機能はオフで大丈夫です。
Appのバックグラウンド更新をオフにする方法
- 設定アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップします。
位置情報サービスを「使用中のみ」に変更する
位置情報サービスは電池の消耗を1番加速させているといっても、過言ではありませんね。
しかし最近のアプリはその位置情報を知らせることで、ユーザーにとって最適な情報を提供してくれていることも確かですので、完全にオフにしてしまうとかえって不便になることがあります。
そこで、各種アプリの位置情報サービスをアプリ起動中のみ使用する設定に変更してしまいしょう。
位置情報サービスを「使用中のみ」に変更する方法
- 設定を開きます。
- 「プライバシー」をタップします。
- 「位置情報サービス」をタップします。
- アプリ一覧が表示されますので、タップして「このAppの使用中のみ許可」をタップします。
iPhoneを再起動する
バッテリーの消耗を抑える手段ではありませんが、バッテリー関連の異常が発生した時に最も有効な方法です。
AppleCareに連絡してもまず促されるのが、この再起動です。
例えば、バッテリーが100%の状態から1時間ぐらいで半分以下になってしまったとき。
また、バッテリーが5%以下になったけど、充電がしばらくできない状態にあるときなど再起動すると、少し回復したりします。
iPhoneの不具合の切り分けはまず、再起動してどうなったかという点になりますので、この方法は必ず身につけておきましょう。
ところで再起動には、通常の電源入り切りと強制再起動という2つの方法がありますが、強制再起動はデータが消えてしまう場合もありますので、まずは通常の電源入り切りをするようにしましょう。
iPhoneの再起動方法
- サイドボタンまたは電源ボタンを長押しすると「電源オフ」ボタンが出てきます。
- スライドしてで電源を切ります。
- オフにしたら、サイドボタンまたは電源ボタンを押して電源を入れます。
iPhoneを裏返して置く
iOS9を搭載したiPhone5s以降の全てのiPhoneに、フェイスダウン検知という機能があるのをご存知ですしょうか?
iPhoneの受話スピーカーのそばに小さなセンサーがあり、そのセンサーをふさぐと通知がきても画面がオンにならないという機能なんです。
しかし、このセンサーは省電力にも利用されているというだけで、本来は歩数や上がった段数のカウントなど動きを探知するためにも利用されています。
そのため、オフにすることもできますが、その場合フィットネス・ヘルスケア関連の機能も制限されてしまいますので、ご注意ください。
フェイスダウン検知を含むセンサーを切る方法
- 設定アプリを開く。
- 「プライバシー」をタップします。
- 「モーションとフィットネス」をタップします。
- 「フィットネス・トラッキング」をオフにします。
「視差効果を減らす」をオンにする
iPhoneにはさまざまなモーションエフェクトがあり、わたしたちを楽しませてくれます。
壁紙の角度を変えると少し動いているようにみえたり、メッセージに使われる動く絵文字などいろんな箇所に使われていますよね。
見ている分には楽しいんですが、このエフェクトは確実にバッテリーを消耗していきますので、省電力を考えるならこれは使用しないほうがいいです。
視差効果を減らす」をオンにする方法
- 設定アプリを開きます。
- 「一般」をタップしましょう。
- 「アクセシビリティ」をタップします。
- 「視差効果を減らす」をタップします。
電波の悪いところでは「機内モード」にしてしまう
電波の悪いところに行くと、iPhoneは常に電波を探そうとしまい、急激にバッテリーを消耗してしまいます。
そのため、明らかに電波が悪いところにいると判断したら、いっそ機内モードにしてしまいましょう。
電波のいいところに戻ったら機内モードを切って通常に戻せばOKです。
「機内モード」を頻繁にオン・オフする方法
- ロック画面、またはホーム画面で下から上にスワイプします。
- 飛行機のかたちのアイコンをタップします。
低電力モードにする
最も確実で効果の大きい方法がこの低電力モードになります。
しかし低電力モードは、先にご紹介したAppのバックグラウンド更新もオフにしてしまうため、もしバックグラウンド更新を必要とするアプリがある場合は注意が必要です。
ちなみにこの低電力モードは、コントロールセンターにウィジェットを追加しておけば、すぐにオン・オフの切り替えができるようになります。
低電力モードをコントロールセンターに追加する方法
- 設定アプリを開きます。
- 「コントロールセンター」をタップします。
- 「コントロールをカスタマイズ」をタップします。
- 追加したいコントロールの横のプラスマークを押します。
おまけ:iPhone充電のベストタイミングは?
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
そこで今回のおまけとして1つ、充電についての情報をプレゼントしちゃいますね。
iPhoneはリチウム系のバッテリーを採用していますので、基本的には継ぎ足し充電OKになります。
そのため、継ぎ足し充電は劣化を早めるとか、100%まで充電した回数を1回と数えるとかは都市伝説で、全くのデタラメです。
では、無限に充電できるのかといえば、そうでもありません。
基本的に充電回数は400回と言われていますが、何を1回と数えるのかという点がポイントになります。
伝わりますでしょうか?つまり、使用分の合計が100になったら1回と数えます。かなり難解でしょ?
これを400回分ですから、自分でカウントすることはほぼ不可能です。どうしても知りたいときは、AppleCareに電話してIMEIという15桁の番号を伝えてください。バッテリーの状況を調べてくれます。
ということで充電が減ったら心おきなく充電しちゃってOKなんです・・・が!!実は注意してほしいことがあります。それは次の2つです。
- 0%と100%の状態にしない
- 45℃以上の場所に放置しない
これはiPhoneを含めリチウム系バッテリー全般にいえることなんですが、この種の電池は過充電、過放電が一番劣化を進めてしまいます。つまり、0%と100%の状態を長期間続ける場ことがNGなんです。
とりわけ2つの状態のあわせわざ、つまり100%の状態で45℃以上の場所に放置したら一発で故障します。
というわけでiPhoneを充電するタイミングとしてベストなのは、以下の通りです。
20%をきったら充電をはじめて、80%になったら充電を完了する。
iPadも同様ですので、ぜひ試してみてください。
では、また。Peace Out!